ライティング(照明) 撮影テクニック

三点照明|ライティングの基本をテレビ局で働くプロ照明マンが解説!

基本の三点照明をプロ照明マンが解説
ゆーふぃる

今回はプロ照明マンである私が、ライティングの基本『三点照明』について解説します!

写真や動画撮影をされる方、撮影時にライティングの事は気にしていますか?

『ライティング』とはライトやストロボ等を使う事だけではありません。

自然光や蛍光灯、ダウンライト等、その場にある光の方向や色味、強さなどを読み取り上手く扱うこともライティングです。

まずはライティングの基本である『三点照明』について覚えてみましょう。

なんだか難しそう…

カメラ女子
ゆーふぃる

大丈夫!

この基本の『三点照明』を覚えたら色々応用が効きますよ!

以下の2枚の写真は部屋の天井のシーリングライトのみで撮った写真と、三点照明を使って撮った写真です。

違いを見比べてみましょう。

天井のシーリングライトのみ

三点照明

三点照明

印象が全然違う!

カメラ女子
ゆーふぃる

写真や動画はライティングで印象が全然変わります。

少し意識するだけでも違うので、是非覚えてみてくださいね。 

三点照明とは

三点照明とはその名の通り3種類の照明で構成されます。

ポイント

  1. キーライト
  2. フィルライト
  3. バックライト(リムライト、モデリングライト)

三点照明【キーライト】とは

キーライトはメインとなるライトの事です。

被写体が正面を向いている場合、被写体よりも斜め45度あたりのやや高い位置辺りに設定するのがオーソドックスです。

ゆーふぃる

キーライトのみだとこんな感じです

キーライトのみ


スマホのライトやクリップオンストロボを直接当てた場合など、カメラと全く同じ方向から当ててしまうと立体感が失われてしまいます。

ゆーふぃる

やや斜め前(半順光)くらいの角度にするのがポイントです。

三点照明【フィルライト】とは

キーライトが当たらない部分の補正と、キーライトを当てる事によってできる影を和らげるためのライトです。

ゆーふぃる

『おさえ』のライトと言ったりします。

フィルライトのみ

カメラを挟んでキーライトの反対側のややカメラ寄りに設定します。

また、フィルライトはキーライトよりも弱く、低い位置で当てます。キーライトによってできた影を和らげたいので、キーライトよりも低い位置から当てる必要があります。

キーライトよりも柔らかい光で当てる事が好ましく、ライトではなくカポックやレフ板などを使用する場合も多いです。


光の硬い、柔らかいとは影のシャープさです。太陽光のようにピシッとしたシャープな影が出る光は硬い光とされ、バウンス光(何かに反射した光)のように影がボケて出る光は柔らかい光とされています。

【点光源】【面光源】というものがあるのですが、平たく言うと言葉そのままで光源が点であればあるほど(小さいほど)硬い光、光源が大きい面であるほど柔らかい光となります。

この辺りはまた別の記事で詳しく説明したいと思います。

三点照明【バックライト(リムライト、モデリングライト)】とは

バックライトとは被写体の後ろ側、逆目から当てるライトです。

キーライトやフィルライトのように明るさを稼ぐためではなく被写体の輪郭、エッジを出すために当てるライトです。

リムライト、ヘアライト、モデリングライトなどと呼んだりもします。

バックライトのみ

特に夜や暗い室内などの場合、バックライトがないと被写体の輪郭が分からなくなり背景と同化して立体感が失われてしまいます。

キーライト、フィルライト、バックライトを組み合わせる

ゆーふぃる

以上の3つの光を組み合わせる事により三点照明が完成します。

三点照明

三点照明の基本セッティング

文字だけだとなかなか掴みづらいと思いますので、図を交えながら3点照明のセッティングについて説明していきます。

被写体がカメラに対して正面を向いている時

三点照明の基本セッティング

キーライトの所で述べたように被写体から向かって45度くらいの位置にセッティングします。

カメラを挟んで反対側のややカメラ寄りで、キーライトよりも高さの低いフィルライトを、

キーライトと逆方向でカメラから見切れない位置にバックライトをセッティングします。

被写体がカメラに対して斜めを向いている時

斜めを向いている場合の三点照明

被写体が上の図のように斜めを向いている場合は、キーライトを被写体から見て正面よりもやや右側、カメラと反対側の顔(ウラ方向)が明るくなるようにセッティングすると陰影が出て印象的になります。ウラキーと言ったりします。

上の図で言うと被写体自身の右頬側が明るく、カメラ方向である被写体の左頬側がやや暗くなっているイメージです。

キーライトがウラにまわっている分、フィルライトはカメラのぎりぎり真横か真上くらいに寄せると良いです。

サイドキー

サイドキーの三点照明

男性のポートレートやインタビューなどの場合などは被写体に対してサイドめのキーライトにすると重厚感や迫力が出てかっこいい感じになります。
サイドキーと言ったりします。

フィルライトを弱めか無しにするとより陰影を強められます。


分かりやすく言うとあれです。
半沢直樹です。

外光を活かしたライティング

これらのキーライト、フィルライト、バックライトは全て照明機材(ライト)である必要はありません。


その場にある窓からの外光や蛍光灯、ダウンライトなどの光の方向や明るさ、色などを読み取って利用する事もライティングです。

むしろ真っ暗な部屋やスタジオで全て照明を立てて撮影する事の方が少ないですよね?

三点照明はなにもスタジオでのライティングのみの話ではないのです。

例えば窓の近くで外光が入ってくるのであれば、窓からの外光をキーライトとして被写体の向きを外光がウラキーになるようにして、フィルライトはレフ板等でその反対側から外光よりも弱くなるようにおさえる。

バックライトは外光が入るような場所であれば輪郭が分からないほど光が当たっていないことはほぼ無いので、それで十分な場合が多いです。

もちろん逆目を効かせたい場合はバックライトを足して当ててあげると良いです。

外光を使った三点照明

フィルライトにレフ板、カポックと書きましたが写真の場合でしたらストロボの壁バウンスなどをフィルライトにしてもいいかもしれません。

まとめ

このようにその場の光を読み取ってキーライトにしたりフィルライトにしたりする事も三点照明の基本が分かっていれば組み立てやすいかと思います。


また、このライティングの基本は人物撮影だけでなく料理や物撮りの場合でも同じように応用できます。

料理などの場合は正面側からよりも逆目側からの光を強くしてエッジを出して陰影があった方がより美しく美味しそうに見えます。

料理の写真を撮る時のコツもまとめました!


ライティングにはこれ以外にも様々な要素がありますが、今回はとりあえずライティングの基礎

【三点照明】について簡単にまとめてみました。

↓次回は光の質(硬い、柔らかい)と点光源と面光源について解説していきます!

このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が

普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他、おすすめカメラやレンズ、照明機材やガジェット類の紹介をしています。

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