ライティング(照明) 撮影テクニック

【点光源】【面光源】光の硬い、柔らかいって何?プロ照明マンが解説!

点光源と面光源 光の硬い 柔らかいとは?プロ照明が解説

今回は光の質(硬い、柔らかい)と【点光源】【面光源】について解説します。

【光の質】光の硬い、柔らかいとは影の出方の違い

光の硬い、柔らかいってそもそも何なの?

カメラ女子

光の硬い、柔らかいとは影のシャープさと、明部と暗部のコントラストの強さで変わります。

硬い光とはいわゆる太陽光のようにコントラストが強くピシッとしたシャープな影の出る光です。

反対に柔らかい光とは

反射光(バウンス光、レフ板や白い壁等何かに反射した光)や

透過光(ディフューザーやレースカーテン等何かを透過した光)

等のコントラストが低くボケた影の出る光です。

点光源、面光源とは

じゃあなんで反射光や透過光だと影がボケて柔らかくなるのなるの?

カメラ女子

そこに【点光源】【面光源】というものが関係してきます。
点光源と面光源とは言葉そのままで小さな点の光源であるか、大きな面の光源であるかの違いです。

結論から言うと

ポイント

光源(ライト)が小さければ小さい点であるほど光の質は硬なり、

光源が大きければ大きい面であるほど光の質は柔らかくなります。

「光は直進する」という特性があるので、光源が小さい点だと被写体の影が出ている床や壁まで光が当たりません。
壁や床まで光があまりまわらずに当たらないので、影はシャープなままです。

点光源だと影がシャープで光が硬い

しかし光源が大きい面だと、光が拡散されて広い面に光が当たるため、その分明部と暗部のコントラストが低くなり、影が出ているところなどにも光が回り込んでくるため影が和らいで光が柔らかい状態になるという事です。

面光源だと影がボケて柔らかい光

光の柔らかさは光源の大きさに比例してどんどん柔らかくなります。

白い箱型の撮影用ボックスなどを見たことや使ったことがありますでしょうか?

このような撮影用のボックスは、被写体を中に入れて白いボックス越しに光を透過させて当てたり、中でライトを反射させたりすることにより、ボックス全体が大きな光源となって被写体を囲むので、柔らかく全体に光がまわる状態になるのです。

フィギュアや商品などを美しくクオリティの高い写真で撮影することができます。

ストロボなどにつけるソフトボックスやアンブレラなども同じ原理ですね。

ソフトボックスやアンブレラにストロボを 透過させたり反射させることにより面光源にして柔らかい光に変えることができます。

蛍光灯には点光源と面光源が混在している

蛍光灯って細長い形をしていますよね?

光源が細長いということは、蛍光灯と同じ方向に対しては点光源ですが、

蛍光灯と90度違う向きに対しては面光源なのです。

文字にすると分かりづらいかもしれませんが、蛍光灯の真下で自分の片方の手のひらの上に、手のひらから少し離して蛍光灯と同じ向きに1本指を出してみてください。

手のひらの上に指の影が出ますよね?


指を蛍光灯と同じ向きにすると影がシャープで硬い光になりますが

蛍光灯と同じ向きだとシャープな影

指の方向を蛍光灯と90度方向を変えるだけで指の影がボケて柔らかい状態になります。

蛍光灯と違う向きだとボケた影

全然違う!けどなんで角度だけでこんなに変わるんだろう?

カメラ女子

これは指を蛍光灯と同じ向きにすると、影を出している手のひらの部分まで光がまわりこんで来ないのでシャープな影が出ますが

蛍光灯と同じ向きだと点光源になる

蛍光灯に対して指を90度傾けると影が出ている部分に対しては細長い面になるので、その分光が手のひらに回り込んできて影がボケて柔らかくなるのです。

蛍光灯と違う向きだと面光源になる

角度を少し変えるだけでこんなに影が変わるんだ!

カメラ女子
ゆーふぃる

「照明って面白いかも」って思ってもらえると嬉しいな

ポイント

バー(棒)タイプのLED機材を使う時も、縦向きで当てるか横向きで当てるかで影の出方が変わります。

NANLITEのPavotubeシリーズは蛍光灯のような細長いバータイプで、とってもおすすめのライトです。

ストロボの壁バウンス、天井バウンスのテクニック

ストロボを使われている方は直射するより天井にバウンスさせたり壁にバウンスさせたりする事、多いですよね?

いわゆる壁バウンス、天井バウンスと呼ばれているテクニックで、ストロボを使う方なら大体聞いたことがあると思います。

あれはストロボの光が天井や壁にバウンスする事で、天井や壁に光が反射して天井や壁自体が大きな面光源となっているから光が柔らかくなっているのです。

レースカーテン越しの太陽光も、レースカーテンを透過する事でレースカーテン自体が面光源となり柔らかくなります。

写真を撮る方もストロボやLEDの定常光ライトがまずは1灯でもあると写真のクオリティがグッと上がります。

さらにそこに照明理論とライティングテクニックを少し学んでライトの使い方を覚えれば、また格段にクオリティがアップすると思いますので、まずは1灯買ってみて色々と遊んでみることをオススメします。

まとめ

点光源と面光源に関してはなんとなく分かって頂けたでしょうか?

最後にもう一度まとめると

ポイント

・光源が小さい点光源であるほど、光の質は硬く(影がシャープに)なる
・光源が大きい面光源であるほど、光の質は柔らかく(影がソフトに)なる。
・ストロボの壁バウンスや天井バウンスなどは「バウンスさせている壁や天井が光源になっている」と考える。


とりあえず今回はこの辺りまでにして、次回は点光源と面光源についてもう少し深く掘っていきたいと思います。

光の質を変えるポイントは光源の大きさだけではありません。

次回は他のポイントについて解説します。

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