ライティング(照明) 撮影テクニック

料理の写真を上手く撮るコツは光の角度|テレビ局の照明さんが解説!スマホでもOK!

テレビ局の照明さんが美味しそうに撮るコツ教えます

料理の写真を撮るときにいまいち美味しそうに撮れなくて…

カメラ女子

レストランやカフェに行って料理の写真を上手く撮るにはコツがあります。

テレビ局でプロの照明マンとして仕事をしている筆者が、食べ物の写真のライティングのコツを解説したいと思います。

食べ物の写真を撮るコツは光の角度を意識する

 
 
 
 
 
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食べ物の写真を撮る時はカメラの正面側からよりも、サイド寄りの半逆光(やや斜め逆方向からの光)が強くなるように食べ物とカメラの角度を調整しましょう。

上記のInstagramの写真は私が撮影したものですが、写真で言うと左奥からの外光がメインの光でキーライトになっています。

そして写真の右からの外光がフィルライトの役割として、キーライトよりも少し弱くあたっています。

キーライトとフィルライトの当たり方

そしてカメラの正面側は少し落ちて暗部ができていますね。

ポイント

キーライトとはライティングする時にメインとする一番強い光です。
フィルライトはメインとなるキーライトによって出来る影や、暗い所を補正するための補助光です。

ライティングの基本である「三点照明」と呼ばれるものはこのキーライト、フィルライトに加えバックライトの3つで構成されます。

詳しくは基本の三点照明の記事をご覧ください。

食べ物は半逆光だと美味しそうに見える理由

サイド寄りの半逆光...?

なんで半逆光だと良いのかな?

カメラ女子

人物撮影の時のキーライトは斜め45度くらいが基本と書きましたが、

食べ物の写真の場合は半逆光くらいの角度をキーライトとすると陰影やツヤが出て美しく、美味しそうに見えます。

お聞きになったこともあるかもしれませんが、いわゆるシズル感というやつですね。

ゆーふぃる

そもそも半逆光ってどのくらいの角度なのでしょうか。

光の角度とそれぞれの役割の違いを見てみましょう。

光の角度の説明

光の角度は大まかには順光、サイド光、逆光の3種類があり、半逆光は逆光とサイド光の間くらいの角度です。

それぞれの役割は

  • 順光は被写体の色やディテールを出す役割
  • サイド光は立体感を出す役割
  • 逆光は輪郭、ツヤを出す役割

食べ物の場合はサイド寄りの半逆光くらいをキーライトにすると、ツヤと立体感が浮き出て美味しそうに見えるのです。

逆にカメラ側の順光方向が強すぎると立体感が失われてベタっとした写真になってしまいます。

スマホのフラッシュなどを使ってしまうと順光方向が強くなりすぎ、立体感が失われてしまいます。

 
 
 
 
 
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カフェなどの場合ですと窓に近い席に座れたらラッキーです。

窓からの外光をキーライトにして食べ物の角度を調整し、自分のカメラアングルもそれに併せて調整すると良いでしょう。

ややサイドよりの順光をキーライトに
右奥側からの外光でソフトクリーム右奥のエッジが光ってツヤになっている
順光気味なのでやはり立体感は少ないが、ややサイド寄りにしているため右手前が少し落ちて陰影は出せている

アングルを変えてサイドっぽいキーライト
同じく右側にはツヤが出ていい感じ
サイドにまわった分、先ほどより陰影が出てソフトクリームの立体感が表現されている

ライティングはバランスを意識する

言われた通りに半逆光で撮ってみたけど、なんか思った感じに撮れない…

カメラ女子
ゆーふぃる

その場合はもしかしたら『おさえ』のフィルライトが足りていないのかも。

キーライトを半逆光にするところまでは出来た。

けどなんかコントラストが強すぎていまいち良い感じに撮れない…

となってしまった方はフィルライト(おさえ)が足りていないのかもしれません。

キーライトが半逆光になるようにアングルを変えたが
手前側の光量が足りず陰影が強くなりすぎてしまった

これはこれで良いのですが、もう少し手前の明るさが欲しいですね。

特に外光をキーライトにする場合、直射日光をキーライトにしてしまうと太陽光が強すぎてバランスが取れない場合が多いです。

室内などの場合は直射日光ではなく窓辺に入り込んでくる太陽の反射光(フレア)や曇りの日の外光をキーライトにしたり、レースカーテン越しくらいにするとバランスが取りやすいかもしれません。

また、フィルライトが足りていない場合は白いノートでも紙切れでも、お店のペーパーナプキン、着ている白い服など、とりあえず身近にある白いものを料理の近くのキーライトの反対側に置いてみてください。

これだけでも意外とレフ板代わりになるのです。

友人などと一緒に来ていたら、スマホを借りて真っ白の画面を明るさマックスにしたものをフィルライトにしても良いかもしれません。

気をつけるのはフィルライトがキーライトよりも強くならないように。

1番強いメインの光はキーライトで、フィルライトはあくまで補助光です。

この辺りを気をつけて撮れば、スマホでも十分綺麗で美味しそうな写真が撮れます。

※iPhoneのポートレートモードで撮影です

スマホで食べ物を綺麗に撮るコツはフラッシュを焚かない事

例えばおしゃれなレストランとか、暗めの店内ではどうしたらいいの?

カメラ女子

カフェなどで窓の近くの席などであれば良いのですが、ディナーで雰囲気のある少し暗めのレストランなどの場合はちょっと難しいですね。

なるべく明かりのある所を探して撮るしかないですが、先ほども述べた通り暗いからといってスマホのフラッシュを焚いてしまうのはオススメしません。

立体感が失われて美味しそうには撮れないのです。

フラッシュを焚くよりも撮る時の露光調整や後の編集で明るくした方が自然に撮れます。

iPhoneの方は純正のカメラアプリでも、画面を一度タッチしてフォーカスを決めたら、上下にスワイプすると露光調整が出来るのはご存知でしょうか?

最近のスマホのカメラは非常に優秀なためこの露光調整やナイトモード等を使ってなるべくカメラ側で調整して明るく撮りましょう。

スマホのライトを使う場合は、友人のスマホのライト等をサイド光くらいで当ててもらうのはありかもしれません。

一眼レフなどで撮る方も、なるべく絞りは開放、シャッタースピードも遅くするなどしてカメラ側で調整して明るく撮りましょう。

本気の方は1個LEDの小さなライトを買ってしまうというのもありかもしれません…笑

おすすめLED定常光

Aptureの定常光LEDライト、AL-MC。
色温度は3200-6500まで調色可能で更にフルカラーにも対応!
エフェクトなども入っており小型でパワーもあるので室内の物撮りからポートレートまで使い勝手の良いLEDライト。
背面マグネットで貼り付けも可能です。


おすすめLED定常光

Pixelから出ているG1S。
AL-MCと同じくらいのサイズですがパワーはこちらの方が少し強いです。
色温度はなんと2500K〜8500Kまで調色可能!こちらもエフェクト内蔵です。
簡易スタンド機能も付いており、角度を付けて立てたりカメラのホットシューに付けてアングルをかけて当てることも可能です!

ストロボを使う場合も、クリップオンで直射するよりも半逆光くらいになるようにバウンスさせて当ててみてください。

おすすめストロボ

安定のGodox製ストロボです。
GN60でパワーも充分、リチウムイオンバッテリーでリチャージ1.5秒でサクサク撮れます!
Godox製はコスパ抜群で非常におすすめです。
TTL自動調光、マニュアル発光、1/8000sハイスピードシンクロ、調光補正、フラッシュ露出ロック、後幕シンクロ、マルチ発光、露出補正、モデリング発光などの機能があります。

お店などでLEDライトやストロボを使用する場合は周りの方のご迷惑とならないよう、お店に確認してから使用してください。

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まとめ

今回は光の角度と食べ物の写真を撮る時のコツについて書きました。

光の角度を考えて料理の置き方や、カメラアングルを変えればスマホでも十分綺麗に撮影する事が出来ます。

ポイント

◯光の角度について意識する
順光だと立体感が失われるので、メインの1番明るい光を半逆光になるように料理の向きやカメラアングルを考える。

◯メインのライトと補助光の光量のバランスをとる
例えば左奥に窓があるなら、右手前をレフ板などの白い物(ノートでもなんでもOK)で明るさを持ち上げる

◯スマホで撮る際は、フラッシュは焚かずに明るさ補正などを使いながら撮影する

他の記事でもライティングの解説をしておりますので、是非ご一読ください!

次回はホワイトバランスと色温度について解説していきます。
ドラマ撮影の裏話も少しだけ載せてますので良ければ読んでみてください!

ポートレートや自撮りするときのテクニックもありますよ✨

そして少しでも

照明って面白いかも

と思って頂けたら幸いです。

このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が

普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他、おすすめカメラやレンズ、照明機材やガジェット類の紹介をしています。

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