カメラシューに付けられるサイズ感のライトの中で、最強クラスに明るいと思われるNANLITEのMixpad 11Cを手に入れました。
NANLITEはプロの映像制作向けのライトを多数出していながら、非常にコスパが良く映像クリエイター業界で今、非常にアツいメーカーです。
かくいう私もテレビ局でプロ照明マンとして働いていますが、テレビ局でもNANLITE製品は使われており、私個人でもNANLITE製品を愛用しています。
中でもMixパネルシリーズは、プロ向けのMixpanelが2サイズ、ハイアマチュア/セミプロ向けのMixpadが2サイズ展開されており、
特にMixpad 11Cは手を出しやすい価格ながらも、非常に使い勝手の良いライトとなっています。
カメラのアクセサリーシューに付けて実用的に運用できるギリギリを攻めたサイズ感でありながら、
調光、調色はもちろんハードライトとソフトライトの切り替えまで出来てしまいます。
この切り替えが凄くて、初めて見た時は技術の進歩に感動すら覚えました。
照明のプロである僕が自信を持っておすすめできる小型パネルライトです
他のNANLITE製品のレビューはこちら
- テレビ局で働くプロ照明マン歴10年以上
- スタジオでのバラエティや商品撮影、ロケ、ドラマなどの照明を担当
- 所有カメラはSONY α7ⅲ、FX30
- 私物のライトや撮影機材もどんどん増えてる
ゆーふぃる
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NANLITE Mixpad 11Cのレビュー!スペックと内容物
まずはMixpad 11Cのスペックと特徴から見ていきます。
NANLITE Mixpad 11Cのスペック
商品名 | NANLITE Mixpad 11C |
サイズ | 165×165×35(mm) |
重量 | 340g |
出力 | 13W |
輝度(0.5m / 5600K) | ハードライト:3,370 lux ソフトライト:644 lux |
調色 | 2700〜6500K & RGBフルカラー |
CRI / TLCI (演色性) | 95 / 98 |
エフェクト | 15種類 |
電源 | AC電源 or NPーFバッテリー(別売り) |
カメラシューマウントも付いているので、カメラ上部に取り付ける事もできますし、
1/4インチネジ穴も空いているのでスタンドに付けて使用もできます。
Mixpad 11Cの外箱と内容物
外箱はシンプルで、キャリーケースなどは付属していません。
早速開封していきます。
内容物は
- ライト本体
- ACアダプター
- マニュアル
340gなので結構軽いです。
別売りのNPーFバッテリーが使用できる
カメラに付けて持ち出したりするなら、NPーFバッテリーも購入しておきましょう。
大きいタイプなら100%のフルパワーでもかなり長時間持ちそうです。
試しに1時間半ほど点灯しっぱなしで放置してみましたが、残量のインジケーターはほとんど減っていませんでした。
長時間使用しないなら、小さいタイプのNPーF550でも十分かもしれません。
Mixpad 11Cはハードライト/ソフトライトの切り替えができる
Mixpadシリーズの一番の特徴はハードライト/ソフトライトの切り替えです。
背面左上のMODEボタンを押す事でモードが切り替わります。
HARDモードだとLEDの素子がそのまま見えているのですが、SOFTモードにするとパネル面が白く発光し、ライトから出る光も範囲が拡がります。
正直仕組みが良くわからないけどすごい…!
Mixpad 11Cの明るさ
ハードライト時とソフトライト時で明るさがかなり変わります。
カメラの設定をハードライト時で適正になるように固定してソフトライトに切り替えてみます。
どちらもF3.5 1/100s ISO 100の設定です。
色温度5600Kで0.5mの距離から照らした場合
ハードライト:3370 lux ソフトライト:644 lux
(※NANLITE 公式ホームページ より)
とソフトライトに切り替えると明るさは1/5近くまで落ちてしまいます。
しかしソフトライトにすると光の当たる範囲が拡がり、明るさのムラが少なくなります。
ハード/ソフトというよりはスポット/ワイド
HARD/SOFTという名称ですが、実は光の柔らかさはあまり変わりません。
光の質は硬い、柔らかいという表現が使われます。
簡単に説明すると「硬い光」は影がくっきりとシャープに、「柔らかい光」は影がボケて薄く出ます。
詳しくは「光の硬い柔らかいとは?点光源と面光源について分かりやすく解説」の記事をご覧ください。
ハードライトの場合LED素子が剥き出しのような状態なので、影がLED素子の数だけ出てしまいにじんだような影になります。
ソフトライトにするとLEDパネルライト特有のにじんだ影は少しボケて目立たなくなりますが、薄くはならず柔らかさという点ではそれほど変わらない印象です。
ハード/ソフトというよりは、どちらかというとスポット/ワイドといった感じです。
大抵のパネルタイプのLEDライトはワイドっぽく拡がるタイプが多いので、Mixpadのようなパネルライトなのにスポットっぽくも使えるライトは貴重です。
集光することで余計なところへ光が漏れづらいというのはメリットでもあります。
パワーが欲しい時やピンポイントで当てたい時はハード、広範囲に馴染ませて当てたい場合はソフトと使い分けましょう
Mixpad 11CとPixel G1Sで明るさ比較
参考としてひと回り小さいPixel G1Sというライトと明るさ比較をしてみます。
Pixel G1Sもサイズの割にパワーのあるライトで、使い勝手の良いおすすめのライトです。
こちらの記事で使用しているライトです
こちらもライトの距離は同じでF3.5 1/100s ISO100 固定で撮影しています。
照度で言うとMixpad 11Cが0.5mで3370 lux、G1Sが0.5mで1500 luxとなっています。
明るさで言うと Mixpad(ハード) > G1S > Mixpad(ソフト)ですね
MixpadはAC電源or外部バッテリーですが、G1Sは充電式の内臓バッテリーなのでその辺りもパワーに関係してくると思われます。
Mixpad 11Cはフルカラー対応の撮影用ライト
MixpadはCCTモードの場合色温度を2700K〜6500Kまで自由に変えられます。
色温度とは暖色や寒色などの光の色味を数値として表したものです。
数値が低いほど暖色、高いほど寒色になります。
HSIモードにするとフルカラーに
背面のMODEボタンを押してHSIモードにすると、赤や青など36000通りのフルカラーに調整できます。
H(Hue/ヒュー)は色相
S(Saturation/サチュレーション)は彩度
I(Intensity/インテンシティ)は明度
色相(ヒュー)は簡単に言うと0〜360で色味を数値化したものです。
彩度(サチュレーション)を落としていくと色が薄くなっていきます。
明度はDIMMER(光量)にあたります。
HUEで色味を選んで、SATで色の濃さを調整するような感じです
Mixpad 11Cは15種類のエフェクト搭載
MODEボタンを押してEFFECTにすると、次々に色が変わったりフラッシュしたりなど15種類のエフェクトを使用できます。
下の動画は同じシリーズの大きいタイプ、Mixpad 27Cで説明していますが、機能としては同じですので参考にしてみてください。
Mixpad 11Cはカメラシューに付けられる撮影用ライトの中でも超おすすめ
カメラシューにつけられる中ではトップクラスの明るさなので、ぜひNP-Fバッテリーも一緒に購入してどこでも使えるようにするのがおすすめです。
倍ぐらいのサイズのMixpad 27Cなら0.5mで11593luxと更に大光量です。
Mixpad 11Cの3.5倍くらいの明るさですね。
ちなみに27Cの方もNP-Fバッテリーに対応していますが、こちらはNP-F970の大きいサイズ推奨です。
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コメント
コメント一覧 (1件)
はじめまして、ブログ部を運営するみけねこ屋と申します。
本日は、ブログ記事を拝見させて頂きました。
AFFINGERを使ってらっしゃるみたいで、綺麗にまとまっていますね
わたしもAFFINGERを使っているので、なんだか愛着がわきました(^^)/
どうぞ、よろしくお願いします。