光の角度と役割の違い|写真、動画のテクニック

光の角度とその役割
ゆーふぃる

撮影の時に『光の角度』は気にしたことありますか?

角度?
うーん、逆光だなーくらいしか気にしたことないかも…

ゆーふぃる

写真や動画を撮る時はどちらの方向から強い光が来ているのか、
『光の角度』を気にするべきです。
まずはどんな角度があるのか見ていきましょう。

光の角度の説明
下手、上手

元々は舞台用語なのですが

カメラ側から見て左側を下手(しもて)

右側を上手(かみて)と呼びます。

カメラから見た方向で判断するとスムーズ

写真だけでなく動画撮影においても光の角度の知識は共通ですので、普段から撮影するときは光を意識してみるとクオリティを上げられます。

この記事を読んで光の方向を意識するようになれば「物撮りのライティング」「ポートレートライティング」等にも生かすことが出来ますよ!

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目次

光の角度とそれぞれの役割

順光とは

カメラと同じ方向から当たる光を『順光』と呼びます。

『順光』は被写体の色やディテール(細部)を出す役割があります。

人物写真で言うと表情や服の色などは、この順光方向の光がないと分かりづらいものになってしまいます。

ゆーふぃる

ただし順光が強すぎると、陰影が無くなり立体感が失われてしまいます

スマホなどのフラッシュや、カメラのクリップオンストロボなどもまさに順光ですね。

順光がある程度ないと表情やディテール、色味などが分かりませんが、強すぎると写真がのっぺりしてしまいます。

半順光とは

順光とサイド光の間くらいの角度が『半順光』です。

ライティングにおいてはこの半順光くらいの角度が基本となります。

しっかり表情を見せつつ、やや角度を付けることによって陰影ができるので立体感が出ます。

カメラを挟んで反対側に補助光(フィルライト)を足すと、より綺麗に撮影できます。

サイド光(斜光)とは

被写体の横側から当たる光を『サイド光』もしくは『斜光』と呼びます。

サイド光の役割は立体感を出すことです。

半順光よりも陰影が強くなり、迫力が出ます

そのためポートレートの場合は男性に向いています。

半沢スプリットライティング
ゆーふぃる

物撮りの場合は物の凹凸や素材感がよく分かりますし、順光方向とは印象が変わるのでおすすめです

こちらは写真右側のサイド光〜半逆光あたりが強くなっている状態ですね。

Batis 40mm 作例

半逆光とは

サイド光と逆光の間の角度を『半逆光』と呼びます。

立体感と輪郭を強調することが出来ます。

ゆーふぃる

サイド光よりもツヤやテカリが出やすくなる角度なので、料理撮影はこの半逆光が基本となります

スイーツの物撮り

逆光とは

カメラと真逆側からの光を『逆光』と呼びます。

逆光は輪郭、ツヤを出す役割があります。

夜や暗い室内などの場合、逆光がないと髪の毛などの輪郭が分からず、背景と同化してしまいます

下の2枚を比べると、逆光を入れた場合は髪の毛のツヤや肩の輪郭が強調されています。

ゆーふぃる

あとはガラスや液体など透ける素材の場合は逆光〜半逆光を入れると透明感がアップします

Pavotube Ⅱ 6C 映り込み

順光、サイド光、逆光以外の光の角度

トップ光

被写体の真上から来る光を『トップ光』と呼びます。

部屋の蛍光灯やダウンライトの真下だとこのトップ光が強くなりすぎてしまいます。

ゆーふぃる

トップ光は全体に光が当たるので商品撮影にはとても有効です。
しかし人物写真の場合は髪の毛や鼻、アゴの影などが下にびよーんと伸びて暗い印象になってしまうので、強くなりすぎないように注意しましょう。

特にダウンライトの真下などは影もキツくなるので避けるのがベターですね。

トップ目でも真上ではなく少し手前にズラして、柔らかいライトで当てるバタフライ・ライティングという手法もあります。

ゆーふぃる

下からも少し補助光を入れてあげるとより綺麗です

アオリ(下からの光)

被写体に下から当たる光を『アオリ』と呼んだりします。

下からの光がキツいといわゆるオバケのライティングになります。

ゆーふぃる

アオリはキツすぎるとオバケになってしまうので、あくまで影を和らげるための補助光として使いましょう

屋外で太陽が高い場合など、トップがきつすぎる場合はレフ板などで下から足してあげると影が和らぎ、目にもキャッチライトとして映り込みます。

被写体の向きやカメラアングルで光の角度を変える

実際にはスタジオで1から照明を組んで写真や動画を撮ることの方が少ないので、その場にある光の方向を読み取ることから始めます。

ゆーふぃる

『光を読み取る』といっても難しい事ではなく、
まずはその場で1番明るいメインとなる光が、どちらの方向から来ているのか探してみましょう!

昼間の屋外や窓際の室内なら太陽ですし、外光の入らない室内なら蛍光灯やダウンライトなどになるでしょう。

自分のライトであれば置き位置を変えるだけですが、太陽や蛍光灯の位置は変えられませんよね。

なので被写体の場所や向き、カメラアングルを変えてみて、1番良い角度になるように調整しましょう。

ポートレートの場合は、まずはメインの光が半順光くらいになるようなアングルを探してみてください。

撮影における光の角度と役割のまとめ

これからは光が来てる角度にもう少し気をつけてみる!

ゆーふぃる

ちょっと意識するだけで余計な影を消せたり、
より綺麗に撮影できるからもっと楽しくなりますよ!

光の角度と役割まとめ
  • 『順光』色やディティールを見せる
  • 『サイド光』立体感を出す
  • 『逆光』輪郭、ツヤを出す
  • 『高さ』でも印象は変わる
半順光と半逆光は
それぞれ両方の役割を持ちます

このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が

普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他

おすすめカメラやレンズ、照明機材やガジェット類の紹介をしています。

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