テレビ局で働いている現役プロ照明マンのゆーふぃるです。
今回は可愛く写真を撮るために超重要な、「キャッチライト」について解説します。

テレビでたまに女性芸能人の方が「シワを飛ばしてくれる」って言ってるやつ?
大御所の女優さんが番組のゲストなどで来られる際は、マネージャーさんにキャッチライトを是非ものでお願いされたりすることもあります。



それだけキャッチライトは女性芸能人にとって重要視されているんです
今回は自宅や自撮りでも使える、魅力的に見せるためのライティングテクニックもお伝えします!
- テレビ局で働くプロ照明マン歴10年以上
- スタジオでのバラエティや商品撮影、ロケ、ドラマなどの照明を担当
- 所有カメラはSONY α7ⅲ、FX30
- 私物のライトや撮影機材もどんどん増えてる


ゆーふぃる
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キャッチライトとは
キャッチライトの超重要な役割とは,、黒目に光を映り込ませて輝かせる事です。


この黒目に光があるかどうかで人の印象はガラッと変わります。
「目は口ほどに物を言う」ということわざがある程です、人の印象の7割は目で決まるとも言われます。



先ほどの写真、もしキャッチライトがなかったらどうでしょうか?


ほんの少し小さな光があるかどうかの違いなだけなのに、印象はかなり違いませんか?
黒目にキャッチライトがあると、生き生きとした表情に見えて可愛く見えますが、
キャッチライトがないと、笑顔でもどこかどよんとしたような、濁った表情に見えますね。



いわゆる「目が死んでいる」写真ですね
キャッチライトの入れ方



キャッチライトの重要性は分かったけど
実際どうやったら目に光が入るの?



カメラに対して映りこむ角度をまずは覚えましょう


光の反射は「入射角と反射角は等しい」状態になります。
つまり、カメラに対してちょうど光が瞳に反射する角度にライトがあれば映りこむわけです。
女性の皆さん、自撮りする時ってやや斜め上から少し見上げるようにして撮りませんか?
あれって顔の角度で細く見えたりする効果もあるのですが、
もうひとつは少し見上げることによって、部屋の天井にあるライトが視界に入るので、
自然とキャッチライトとして瞳に映り込んでいるんです。
外で撮影する場合はレフ板やストロボなどを使う
外で撮影する時は太陽や曇り空、白い壁の反射などが自然と目に入ってキャッチライトが入ることもありますが、
逆光時などは視界の中に光源がなくなるのでキャッチライトを入れたかったら自分で光源を作ってあげなければなりません。



そこで活躍するのがレフ板やストロボですね
逆光の時に太陽光を反射させて明るくして表情が見えるようにし、かつレフ板を光源として瞳に写してキャッチライトとしても使うと効果的です。
この時に気を付けなければならないのは、背景と被写体の光量のバランスです。
キャッチライトが入るように近づけすぎると、光が強くて背景より被写体が明るくなりすぎてしまい、不自然な写真になってしまいます。
この場合は白のレフ板にしたり、あえて芯をズラしたりして背景とのバランスを取ってください。



室内でストロボなどを使う場合は、ソフトボックスやアンブレラなどがあると簡単に綺麗なキャッチライトを入られますよ!




ライトを使ったキャッチライトの入れ方
目線上に光源があれば良いと書きましたが、実際にどの辺にライトなどを置けば良いのでしょうか?


目線方向の目の高さよりやや下あたりにライトをセッティングすると、図で言うと黒目の左下あたりに光源(ライト)が写ってキャッチライトがはいります。
この時ライトが被写体から遠すぎるとキャッチライトが小さくなってしまうので、なるべく被写体に近づけた方が大きなキャッチライトになります。
この時も光量が明るくなりすぎないように注意してください。
光源の形でキャッチライトの形も印象も変わる
瞳はガラス面のようなものなので、キャッチライトとして映る光源の形もそのまま写ります。
なので小さな点光源であればキャッチライトも小さな丸いものになり、どちらかと言うとクールで力強い印象になります。


逆に面光源で大きなキャッチライトになると、柔らかく優しい雰囲気になります。


「ゲレンデマジック」と良く聞きますが、ゲレンデで見る女性は可愛く見えますよね。
スキー場は一面に雪が積もっているので、太陽光の反射がそこら中から周ってくるため非常に柔らかい光に包まれます。
白い雪の反射光に包まれるので、美白効果もあり肌がキレイに見えるのです。
さらに地面の雪の反射で大きなキャッチライトも入るので魅力的に見えるわけです。
光の柔らかさとは、影の濃さやコントラスト(明暗の差)で変わります。
光の質は硬い、柔らかいで表現され、撮影においてとっても重要なポイントです。


ハート型のライトを使えば目にハートが入る
光源の形がそのまま写るということは、光源がハートだったりするとハートマークのキャッチライトを入れたりすることも可能です。
編集無しで目にハートマークが入るのでとっても可愛くなります。


女性必見!自宅や自撮りでも出来る簡単なキャッチライトの入れ方
ここからは自宅や自撮りでも簡単にできるキャッチライトの入れ方をご紹介します!
部屋の電気をキャッチライトとして使う
1つめは部屋の電気を視界に入れてキャッチライトとして使うテクニックです。
カメラはやや高い位置から、上目遣いで見上げるようにすることで、天井のシーリングライトなどが視界に入り目にキャッチライトとして映ります。



やや斜め上から撮ることで小顔効果も!
窓の近くで太陽光をキャッチライトとして使う
2つめは窓の近くで太陽光を使って撮るパターンです。
直射日光だときつく光も硬くなってしまうので、レースカーテン越しで柔らかい光にするのがおすすめです。
窓に対して真正面に立つよりも、斜め45度くらいに立つと明かりの角度もよくキャッチライトも入るので綺麗に撮れますよ。
クリップライトやLEDライトをキャッチライトとして使う
スマホに取り付けられるクリップライトやコンパクトなLEDライトを使うと、どこでも簡単にキャッチライトを入れられるのでおすすめです。


OMBAR LEDビデオライトはそこそこ光量もあり、クリップ幅も12mmなのでスマホの機種を選ばず使えます。
詳しくはこちらのレビュー記事【自撮りライト/OMBAR LEDビデオライトをプロ照明マンがレビュー!】をご覧ください。
天井の電気のみだと顔の下半分がどうしても暗くなってしまいますが、ライトを使うことで暗い部分の明るさを補正しつつキャッチライトが入るので、印象がグッと良くなります。





リモートワークやリモート飲み会にもおすすめです!


アプリに頼らずナチュラルに盛れる
アプリの加工に頼らなくても、キャッチライトなどのテクニックを使いこなしてライティングを少し覚えればナチュラルかつ綺麗に写真が撮れます。
アプリでゴリゴリに加工された写真よりも、ナチュラルな写真の方が確実に男性ウケは良いです。


ライティングの知識を少し学んで肌をキレイに見せたり瞳を輝かせたりして、自然で魅力的な写真を撮りましょう!
ポートレート必須テクニックのキャッチライトまとめ
ぜひキャッチライトを使いこなして、ポートレートや自撮りのクオリティをアップさせましょう。
このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が
普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他
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