コスパ抜群、みんなの味方Neewerのパネルライト2灯キット「Neewer 2パック 480」をご提供いただけたので、テレビ局で働くプロ照明マンの私が実例を交えつつしっかりとレビューさせていただきます。
薄型軽量で光量も十分ありスタンドもセットになっているので、室内での簡単なYoutube撮影や物撮りなどはこれさえあれば十分こなせます。
- 天候や時間帯に左右されず、安定して撮影できる
- 自然光と違い、光を当てる角度や強さを自由に調整できる
- 部屋の電気のみだと上からの光しかないので髪の毛や鼻の影が下に伸びてしまうが、ライトを使うことで印象良く綺麗に見せることができる
安価でコスパ抜群ですが、操作性などは割り切りが必要な部分もあります
- パネルライト2灯とスタンドが付いて2万以下はコスパ抜群
- 室内でのYoutube撮影や簡単な物撮りならこれだけでも全然OK
- NP-Fバッテリー対応(別売り)
- 薄型で軽量
- ファンレスで音の心配が不要
- ディスプレイが無く色温度調整が不便
- ライトのケースのみでスタンドケースは付属していない
- 耐久性がやや不安
更に明るくディスプレイ付きで使い勝手が向上しているアドバンスド660もおすすめです!
- テレビ局で働くプロ照明マン歴10年以上
- スタジオでのバラエティや商品撮影、ロケ、ドラマなどの照明を担当
- 所有カメラはSONY α7ⅲ、FX30
- 私物のライトや撮影機材もどんどん増えてる
ゆーふぃる
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Neewer 2パック 480のレビュー
Neewer 2パック 480はケース付きのライト本体2台とスタンド2本が、それぞれ段ボールに梱包され送られてきます。
ライトにはケースが付いていますが、スタンドには付いていません。
持ち運んだりする場合は別途スタンドケースがあると良いでしょう。
Neewer 480のスペック
製品名 | Neewer 480 |
---|---|
LEDビーズ数 | 480個 |
電力 | 28W |
メーカー公表照度 | 4000Lux / 1m |
色温度 | 3200K〜5600K |
ライト本体サイズ | 26cm×26.5cm×5cm |
ライト本体重量 | 約915g |
スタンドサイズ | 90cm〜190cm |
スタンド重量 | 1.36kg |
メーカー公表の照度は4000lux / 1mと記載がありますが、色温度やディフューザーの有無などの表記がありません。
家にある照度計で部屋を真っ暗にして測定してみたところ、以下のようになりました。
色温度 / ディフューザー有無 | 照度 / 1m |
---|---|
5600K 100% ディフューザーあり | 約915lux |
3200K&5600K 100% ディフューザーあり | 約1970lux |
3200K 100% ディフューザーあり | 約940lux |
5600K 100% ディフューザーなし | 約3250lux |
3200K&5600K 100% ディフューザーなし | 約5890lux |
3200K 100% ディフューザーなし | 約2830lux |
測定する照度計や室内環境にも左右されますので、あくまで目安の数値となります。
メーカー公表の4000lux / 1mというのはおそらくディフューザー(ライト前面に付いている半透明の板)を外した状態かと思われます。
基本的には5600Kのディフューザーを入れた状態で使うことが多そうなので、だいたい900lux /1mくらいと思っておいてよさそうです。
内容物
Neewer 2パック 480は以下のものが各2セット含まれています。
- ライト NL480本体
- ACアダプター
- ACケーブル
- 説明書(英語のみ)
- ライト用ケース
- スタンド
ケースにはACアダプターとACケーブルを固定するためのバンドも付いているので、スッキリ収納することができます。
ライト本体
ライトはAC電源とNP-Fバッテリーどちらでも使用することができます。
ACで使う場合は電源スイッチを左に、バッテリーで使う場合はスイッチを右にすると使用できます。
NP-Fバッテリーには3サイズ570/770/970とありますが、バッテリー容量の違いです。
480に使うなら中サイズの770あたりがおすすめです。
- NP-F 570 × 2個 : 約1.2時間
- NP-F 770 × 2個 : 約2.6時間
- NP-F 970 × 2個 : 約3時間
※あくまで目安なので参考程度にお願いします。
色温度の調整が非常にやりづらい
Neewer 480の色温度調整は【YELLOW / 3200K】と【WHITE / 5600K】2種類の素子をツマミで混ぜ合わせて調整しなければいけません。
色温度表示のディスプレイがないため見た目で調整となりますし、光量を落とすためにどちらかの明るさを落とすと色味が変わってしまいます。
ちなみにYELLOWとWHITEを両方100%で使用するとだいたい4200~4400Kくらいとなります。
そのため使用する環境の色味にあわせて、3200Kもしくは5600Kどちらかで割り切って使う方が使いやすいと思います。
基本的には太陽と同じくらいの色味のWHITE(5600K)のみを使い、光量が欲しい場合はディフューザーを外したりして調整するのが良さそうですね
ディフューザーは付け外しできる
Neewer 480のディフューザー(ライト前面に付いている半透明の板)は付け外しすることができます。
ディフューザーを外すと2.5~3倍近く明るくなりますが、LED素子ひとつひとつの細かい影が沢山出てしまうので、
光量が足りる場合はなるべく入れておいた方が綺麗です。
よく見ると、ディフューザーがない方は指の影が縦ジマ状にムラになって出ていますが、ディフューザーありだと影がボケてなじんでいます。
外す場合は左右の黒い部分を押し込むとスライドして外すことができます。
戻す場合はそのままひっぱって持ち上げればOKです。
ストロボやスポットライトと違って面光源なので、そのまま使ってもある程度柔らかい光で使いやすいです
付属しているスタンド
付属のスタンドは90cm〜190cm伸縮するので、室内で使う分には十分な高さです。
自宅だと一番高くすると天井近くになります。
スタンドの先の黒いカバーを外すと1/4インチネジでも使うことができます。
Neewer 480 660の違い
NEEWER 2パック 480にはさらにLEDビーズ数の多い660というライトもあります。
名前のとおり480はLEDビーズ数が480個(WHITE240個 / YELLOW240個)、660はLEDビーズ数が660個(WHITE330個 / YELLOW330個)なのでさらに明るいタイプとなっています。
また660には改良型の「アドバンスド660」というタイプもあり、こちらは背面ディスプレイに色温度が表示されたり、リモコンが付属しているので使い勝手が格段に向上しています。
Neewer 二色480 | Neewer 二色660 | Neewer アドバンスド660 | |
---|---|---|---|
LEDビーズ数 | 480個 | 660個 | 660個 |
消費電力 | 28W | 40W | 45W |
ライト本体サイズ | 26cm×26.5cm×5cm | 23.2x20x4.8cm | 23.2x20x4.8cm |
重量 | 約915g | 約1.45kg | 約1.45kg |
バーンドア | なし | あり | あり |
背面ディスプレイ | なし | なし | あり |
リモコン | なし | なし | あり |
単体価格 (スタンド無し) | 8,099円 | 10,199円 | 10,999円 |
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2パック価格 (スタンドあり) | 19,949円 | 23,949円 | 24,999円 |
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二色660とアドバンスド660は値段もほとんど変わらないので、背面ディスプレイで使い勝手が向上しているアドバンスド660がおすすめです!
さらにフルカラーになっている660 PROというタイプもあります。
Neewer 480の使い方実例
自宅などの室内でYoutube撮影や物撮りなどする場合、昼間なら太陽光が入ってくるので明るく撮影できます。
しかし夜だと部屋のシーリングライトや蛍光灯などしかないため光量不足ですし、綺麗に撮影することができません。
ライトを使うメリットのひとつとして「時間帯や天候に左右されず、安定して撮影できる」というのは大きいです。
太陽光のみでも十分綺麗に撮れますが、夜間には撮影できません。
ライトを使うことでいつでも撮影できるようになるのは、人によってはかなりのメリットになるのではないでしょうか。
ちなみに太陽光のみの撮影風景はこんな感じです。
桃カステラの奥(逆光側)と左側に窓があり、部屋のシーリングライトは消した状態です。
ライトを使ったものは部屋の電気は消して遮光カーテンを閉め、Neewer 2パック 480のみで撮影しています。
右奥からメインとなる半逆光と、左側からのサイド光となるように置いています。
スポットライト型と違い、パネル型で面光源なのでそのまま当てるだけでもそこそこ綺麗に撮影できます。
スポットライト型はパネル型に比べ光量が段違いに明るいのですが、そのまま使うと影がキツく目立つので壁に反射させたり、ソフトボックスなどを使ったりすることが多いです。
パネル型だとそのままでもそこそこ光が柔らかいので、初心者の方でも扱いやすいと思います。
人物撮影
夜の室内など部屋のシーリングライトのみで人物撮影すると、真上からの光しかないので髪の毛の影が目にかかったり、
鼻や首の影がびよーんと下に伸びてしまいます。
ここにライトをひとつ足すだけでも影が和らぎ印象がかなり変わります。
ここにもう1灯反対側からフィルライト(補助光)を足すと、ひとつめのライトの影がさらに和らぎかなり印象が良くなります。
キーライト(メインとなるライト)は顔よりも少し高く45度くらいの角度で当たる高さに、反対側のフィルライト(補助光)はキーライトより低い高さで弱めに当てるのが基本です。
ライティングの基本に三点照明というものがあります
Neewer 2パック 480レビューまとめ
- パネルライト2灯とスタンドが付いて2万以下はコスパ抜群
- 室内でのYoutube撮影や簡単な物撮りならこれだけでも全然OK
- NP-Fバッテリー対応(別売り)
- 薄型で軽量
- ファンレスで音の心配が不要
- ディスプレイが無く色温度調整が不便
- ライトのケースのみでスタンドケースは付属していない
- 耐久性がやや不安
曇天の日でも夜間でも、時間帯関係なく撮影できるようになるので、
Youtubeやブログをされている方はぜひ照明を導入することをおすすめします。
2パック480は割り切りも必要ですが、2灯セットのスタンド付きで2万以下なので試しに少し本格的な照明機材を導入してみたい方にはおすすめです。
もう少し予算に余裕があるなら、背面ディスプレイで使い勝手の向上しているアドバンスド660のほうをオススメします。
パネル型はアクセサリーなど使わずにそのまま使うだけでもそこそこ綺麗に撮影できるので、ライティング初心者の方でも扱いやすいライトです。
パネルライトは特に室内での人物撮影に向いているライトですので、Youtubeや配信などされている方はぜひ検討してみてください。
NEEWERの公式サイトでも購入することができますよ。
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