Zeiss Batis 2/40 CF作例多数でレビュー|お散歩スナップ最強レンズ

Zeissbatis 2/40 CF のレビュー

ソニーEマウントのフルサイズ用Zeissレンズとしては数少ない、AF(オートフォーカス)に対応しているBatisシリーズ。

Zeissレンズに憧れはあるけれど、MF(マニュアルフォーカス)のみでは使いこなせるか心配という方には持ってこいのレンズです。

そんなBatisシリーズでも群を抜いて使いやすい、標準域のBatis 2/40を2年以上使用した私が

SONY α7ⅲに付けて撮影した作例と共におすすめポイントを紹介します。

Batis 40mm+α7ⅲ
ゆーふぃる

私のInstagramにアップしている写真はこのレンズで撮影したものがかなり多いです

ZeissBatis 2/40 CFはこんな人におすすめ!
  • AF対応のZeissレンズが欲しい
  • フルサイズ対応の標準域単焦点レンズが欲しい
  • 35mmか50mmで悩んでいる
  • 40mmの使い勝手を知りたい
  • 寄れる標準単焦点レンズが欲しい
  • 何にでも使える万能な単焦点レンズが欲しい
  • 自分の見た目通りの画角のレンズが欲しい
お散歩スナップ
最強レンズ!
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目次

Zeiss Batis 40mm F2 のスペック

Carl Zeissの出しているソニーEマウントのフルサイズ対応単焦点レンズで、AFに対応しているBatisシリーズのレンズのひとつです。

マウント:ソニーEマウント
レンズタイプ:単焦点レンズ
AF/MF:切り替え可
フルサイズ/APSーC:フルサイズ対応
レンズ構成:8群9枚
焦点距離:40mm
最短撮影距離:0.24m
最大撮影倍率:1:3.3倍
開放F値:2
重量:361g
フィルター径:67mm
防塵:
防滴:

注目すべきはちょっと珍しい40mmという焦点距離

Batisシリーズには18mm 、 25mm 、 40mm 、 85mm 、 135mm の5種類があります。

標準域の単焦点レンズとしては35mmと50mmが一般的でしたが、間の40mmという画角がだんだん増えてきました

Batis 40mmの重量は361g

大口径レンズとしては非常に軽い部類で、ちょうど良いサイズ感です。

ゆーふぃる

やはり重いと持ち出す事自体が苦になってしまいますからね…


お散歩スナップ用として付けっぱなしでも苦にならない重量であるというのは、非常に重要なポイントですよね。

SONY α7ⅲに付けた時のサイズ感がこのくらいです。

Batis 40mm+α7ⅲ

レンズフードを付けるとこんな感じ。

フードはやや大きめです。

Batis 40mm+α7ⅲ

Batis 40mmのフィルター径は67mm

フィルター径も67mmとそこまで多いサイズという訳ではありませんが、Batis2/25やSEL85F18、SEL24-70等と同じサイズです。

ソニーEマウントで最多は72mmなので、

私は使いまわしたいNDフィルター等は72mmを買ってステップダウンリングで対応しています。

フィルター径とは

カメラのレンズには、前にレンズキャップやフィルター類を装着するためのスクリュー溝が付いています。

フィルター径はレンズやレンズキャップの裏などに○○mm、Φ〇〇などの表記されています。

NDフィルターなどは他のレンズとも共用したい所ですが、このフィルター径が違うと装着できません。

しかしステップアップ、ステップダウンリングと呼ばれる、フィルター径を合わせるための変換リングを使えば違うフィルター径のレンズでも使いまわせるようになります。

NDフィルターに関しては『動画撮影にNDフィルターが必要な理由』をご覧ください。

ゆーふぃる

ステップダウンリングを使用するとレンズフードは使えなくなる点には注意しましょう

Zeiss Batis 40mmの作例

Batis40mmを使用した街中のスナップ写真

Batis40mmを使用したテーブルフォト

ゆーふぃる

カフェでも立ち上がらずにテーブル上のものが撮影できます

Batis40mmの玉ボケ写真

ゆーふぃる

解放だとややカクついた玉ボケですが
少し絞れば改善され、非常に綺麗な玉ボケです

Batis40mmを使用した暗所撮影

ゆーふぃる

解放F値は2と大口径単焦点にしてはやや控えめですが、暗所でも十分撮影できます

焦点距離40mmの使い勝手

40mmという焦点距離がちょっとしたブームに

標準レンズといえばまずは50mmというのが一般的で、

Batis40mmが発売された2018年11月は、まだそこまでメジャーな焦点距離ではありませんでした。

しかしここ最近になって各メーカーがこぞって40mmのレンズをラインナップに加えています。

カメラ業界で40mmがちょっとしたブームとなっているのです。

40mmは『ちょうどいい』画角である

標準単焦点の代表50mmという画角は、『人が注視した時の視野に近い』と言われています。

そして50mmと比較される事が多いのが35mm。

35mmは準広角レンズと呼ばれる画角で、『人がボーッと見ている時の視野に近い』です。

この50mmと35mmという焦点距離、どちらが良い、使いやすいかというのは様々な所で議論されている尽きることのないテーマです。

35mmと50mmのレンズの違い

いっぽう40mmという画角は本当に35mmと50mmの間くらいの画角です。

40mmの画角とは

自分は最初50mmをずっと使っていましたが、「あとちょっと引きたい」というシチュエーションがよくありました。

けど50mmの切り取りやすさは気に入っていて、35mmだと広すぎるし…という感じでした。

そこで見つけたのがこの40mm。

ゆーふぃる

ファインダーを覗くと、本当に自分の見ている景色に近いサイズ感なのでサクサク写真が撮れるようになりました

35mmと50mmの単焦点レンズで迷っているあなたに、本当におすすめしたいのが40mm単焦点という画角です。

Batis 40mm F2 CF は最短撮影距離0.24mでテーブルフォトにもおすすめ!

Zeissbatis 2/40 CFのCFは「クローズフォーカス」という意味です。

その名の通り最短撮影距離は0.24m

テーブルに座ったまま目の前のハンバーガーだってこのくらい寄れちゃいます。

Batis 40mm 作例

F2とやや控えめですが、ここまで寄れるおかげでボケ感は十分出す事ができます。

F値とボケ具合の関係

F値(絞り値)が低いほどボケ具合が強くなり、数値を高くするほど全体にピントが合うようになります。

詳しくは『一眼で背景のボケ具合を操る』の記事をご覧ください。

F値と被写界深度について分かりやすく解説しています!

椅子に座ったまま俯瞰撮影も可能

目の前の料理や俯瞰気味の構図でも立ち上がらずに座ったまま撮れちゃいます。

Batis 40mm 作例
ゆーふぃる

カフェの外観、店内、テーブルフォトまでこのレンズ1本で何でも撮れちゃう万能レンズです!

F2と開放F値はやや控えめですが、寄れるおかげで十分背景はボカせます。

Zeiss Batis 40mm F2 のデメリット

Batis40mmのデメリット
  • 価格が高い
  • 単焦点なので当然だがズームはできない
  • フォーカスリングがゴム製のため、埃などが付きやすい
  • 絞り解放では玉ボケが角張り、やや口径食が見られる
もう少し安ければなぁ…

Batis 40mmのデメリット①価格が高い

Amazonで14万程と決して安いとは言えない価格です。

Zeissというメーカーのレンズは、フィルムカメラ時代「暗室の中で浮かび上がってくる画像を見ただけで、Zeissレンズで撮影したか否かが分かる」と言わしめたほどの

その場の空気までを切り取ったかのような質感はもはや伝説となっており、長い間写真が趣味の人間にとって憧れの存在です。

またZeissはカメラレンズ以外にも様々なレンズを取り扱っていて、脳外科手術に使われる顕微鏡のレンズなどにも使われるほどのクオリティです。

ただZeissがスチルレンズから撤退するという噂もあるので、手に入れるなら早いうちが良いかもしれません…

ゆーふぃる

カメラのキタムラなどで中古を探すのもおすすめですよ!

Batis 40mmのデメリット②単焦点なのでズームはできない

これはズームレンズではなく単焦点レンズという特性上当然なので仕方ないです。

単焦点は自分の足で動いて画を探るので、スキルアップにもつながりますよ!

Batis 40mmのデメリット③フォーカスリングがゴム製のため、埃などが付きやすい

Batis 40mm

ピントリングがゴム製でひっかりが良く動かしやすいのは良いのですが、埃などがつきやすいです。

Batis 40mmのデメリット④絞り解放だと玉ボケが角張り、口径食が少しみられる

玉ボケは絞り解放だとやや角ばった玉ボケになり、口径食も少しだけ見られます。

Batis 40mm 作例

F2.8くらいまで絞ればだいぶ改善されます。

Batis 40mm 作例

Batis 40mm F2のおすすめポイント

Batis 40mmのおすすめポイント①ちょうど良いサイズ感で付けっぱなしでも使いやすい

Batis 40mm+α7ⅲ

α7シリーズに付けるとちょうど良いサイズ感で手にもフィットします。

Batis 40mmのおすすめポイント②お散歩スナップに最強

先ほども述べた通り40mmという画角は自分の見ている景色とほぼ同じくらいのサイズ感です。

散歩しながら気になったものを、そのまま見た目通りサクサク撮ることができます。

マニュアルフォーカスの多いZeissながら、Batisシリーズはオートフォーカスにも対応しているので気軽に撮影できるのも良いですね。

ゆーふぃる

普段使いのスナップ用として、最強に使いやすいレンズです!

Batis 40mmのおすすめポイント③寄れるのでカフェでの撮影にもおすすめ

最短撮影距離0.24cmで結構寄る事ができます。

カフェの内観を撮ったり、出てきたテーブル上のものを席を立たずにそのまま撮る事もできます。

50mmだとテーブルフォトには少し狭い事が多かったので、私にとってこの10mmの差はかなりのメリットでした。

Batis 40mmのおすすめポイント④距離指標が有機ELディスプレイでカッコいい

Batis 40mm+α7ⅲ

合焦距離と被写界深度がレンズに付いている有機ELディスプレイに表示されます。

ゆーふぃる

めちゃくちゃカッコいいしおしゃれですが、正直撮影中にそんなに見ません

Batis 40mmのおすすめポイント⑤AFもそこそこ速い

元気に走り回る3歳児をたくさん撮ってますが、そこまでAFが遅すぎる!と感じたことはありません。

とはいえ爆速です!と自信を持って言えるほどではないので期待しすぎは禁物です。

Batis 40mmのおすすめポイント⑤動画にもおすすめ

40mmという画角は動画にも使いやすくておすすめです。

AFも静かなので音も気になりません。

この動画はSONY α7ⅲにBatis40mmを付けてHLGで撮影しています。

Zeiss Batis 2/40 CF 作例多数でレビュー まとめ

ZeissBatis 2/40 CFはこんな人におすすめ!
  • AF対応のZeissレンズが欲しい
  • フルサイズ対応の標準域単焦点レンズが欲しい
  • 35mmか50mmで悩んでいる
  • 寄れる標準単焦点レンズが欲しい
  • 何にでも使える万能な単焦点レンズが欲しい
  • 自分の見た目通りの画角のレンズが欲しい
  • 動画にも使いやすい単焦点レンズが欲しい
お散歩スナップ
最強レンズ!

そしてZeissのその場の空気感まで写し込む素晴らしい質感がありながら、Zeissの中では数少ないAF対応のレンズです。

軽いし何でも撮れるし、お散歩スナップにこれ以上ないほど向いている最強レンズだと自信を持っておすすめできます。

このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が

普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他

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