物撮りやポートレートなど幅広く使える最近流行りのチューブライト。
NANLITEのPavotubeやASTERAのTitantubeなど、プロの現場で使われることも多いです。
そんなチューブライトに新発想の「伸縮機能」を搭載したSIRUI T120テレスコピックチューブライトが発売されました。
まるでライトセーバーのようでカッコいいし、伸縮するのがとにかくすごいです!
SIRUIといえばアナモルフィックレンズや三脚など撮影用品のイメージが強いですが、実はライトも販売しています。
正直なところ僕もSIRUIにライトがあるのは知りませんでした
今回SIRUIさんからこちらのT120が新しく発売されるということでお話を頂き、実際に使わせて頂きました。
ロケの仕事でも使ってみたのですが、明るさも十分ですし物撮りから人物撮影までかなり使い勝手がよかったです。
なによりも運搬時は60cmで、必要なときだけ120cmに伸ばして使えるというのはかなりのメリット。
もちろんフルカラーで、Bluetooth接続するとアプリによる遠隔操作も可能です。
- 60cm→120cm伸縮機能のついたLEDチューブライト
- 物撮りから人物撮影まで幅広く使える
- アプリでの遠隔操作可能
- 内蔵バッテリー搭載でフルパワーでも2.5時間と長持ち
- よく見ると乳白のアクリルディフューザーの色味が均一でない
- 伸縮機構の内部にゴミが入る場合がある
- ディマーカーブが滑らかではない(フェードイン、アウトがぱらつく)
今のところ購入は公式ストアからのみとなっているようです。
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この記事はSIRUI様より商品を提供して頂き執筆したPR記事です。
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伸縮式LEDチューブライトSIRUI T120のスペック
モデル | T120 Telescopic RGB Tube Light |
---|---|
サイズ | 伸ばした時:51×50×1142mm 縮めた時:51×50×694mm |
重量 | 1242g |
電源 | 20V 3A / 40W |
バッテリー | 2600mAh / 14.4V / 37.44Wh フルパワーで約2.5時間 |
色温度 | 2500K〜8000K |
CRI / TLCI | 97 / 97 |
照度 | 700lx / 1m |
エフェクト | 14種類 |
コントロール | アプリ(Bluetooth接続)/ DMX |
Bluetooth接続範囲 | 約15m |
最近の撮影用LEDライトに搭載されている機能は大体そろっていて、
2500K~8000KのCCTモード/HSIモード/RGBモード/エフェクトモード/DMX制御モードと切り替えて使うことができます。
カラーモードはHSIとRGBの2パターンで調整できますし、アプリをつなぐとカラーピッカーで簡単に好きな色に変えられます。
H(Hue/ヒュー)は色相
S(Saturation/サチュレーション)は彩度
I(Intensity/インテンシティ)は明度
色相(ヒュー)は簡単に言うと0〜360で色味を数値化したものです。
彩度(サチュレーション)を落としていくと色が薄くなっていきます。
明度はDIMMER(光量)にあたります。
CRI、TLCIも97と演色性は高いのですが、カラーメーターで測ったところほんの少しグリーン成分が強めでした。
しかしCCT(色温度)モードでもグリーン/マゼンタ±50で調整ができるので、気になった場合はマイナス方向に調整すればOKです。
演色性や照度など、LEDライトのスペックの確認の仕方はこの記事を参考にしてみてください
伸縮機能がすごい
最近一気に増えたチューブライトの中でも異質をはなつ伸縮機能。
ライトの先をスーッとひっぱると伸びて、伸びきると点灯します。
縮めた状態だと約70cm、伸ばすと約120cmになるので、コンパクトに運搬して必要な時だけ伸ばして使うことができます。
120cmあると当てられる範囲も広くなりますし、カメラの近くで人物のフィルライトとして使うのにめちゃくちゃ便利でした
室内で使う分には十分な光量がありますし、夜なら外でも十分すぎるほど明るいです。
伸びきらなければ延長部分は点灯しない
ライトが伸びきるとスイッチが入るようで、伸びている途中では点灯しません。
SIRUI T120テレスコピックチューブライト開封レビュー
SIRUI T120は運搬用のキャリーケースも付いています。
内容物
内容物はこちらです。
- T120本体
- 電源アダプター
- スタンド固定用クリップ
Proキットの場合はさらに専用のミニ三脚が付属しているようです。
ライト本体
ライト本体は1200gと軽量なわけではないですが、十分片手で持てるくらいです。
裏側にコントロールパネルがあり、電源スイッチと4つのボタンで制御できます。
Mボタンでモード切り替えてFnボタンで調整したい項目を選び、プラス、マイナスボタンで数値を調整できます。
本体側面に1/4インチネジ穴がある
本体側面の両側に1/4インチネジ穴が空いているので、ライトスタンドなどに固定することができます。
クリップを使えば横向きでスタンドにも載せられる
付属しているクリップを使えば横向きでスタンドに載せることができます。
ライトにクリップをぱちんと付けて、クリップの1/4インチネジ穴でライトスタンドなどに固定できます。
下のようなマジックアームがあればスタンドにのせてライトの角度を調整できるので便利です
マジックアームなどを使って角度を付ける場合はバランスが悪くなるので、おもりを載せるなどして倒れないよう注意してください。
グリップヘッドとスピゴッドがあれば更に安定します。
伸ばした状態でも一応ライトスタンド1本で固定できますが、不安定なので注意してください。
クリップは2つ付属しているので、余裕があるならスタンド2本で支えた方が安定します。
SIRUI T120テレスコピックチューブライトのメリット、デメリット
デメリット
SIRUIはライト専門のメーカーではないこともありますし、細かい色味や調光の部分に関してはやはり気になる部分も。
アクリルディフューザーの色味が違う
写真だと分かりにくいかもしれませんが、肉眼で見ると微妙に根元側と伸びる側のアクリルディフューザーの色味が違います。
根本側(写真右側)は若干グリーンがかっているのに対して、伸びる側(写真左側)はマゼンタがかっています。
また収納した状態だと、延長する部分のみアクリルディフューザーが2重になるので、重なっていないところとの色味や光量に違いが出てしまいます。
どうせなら延長部分が根本まで重なってくれていたら色ムラが出ないのですが…
下の写真のように、やや白トビするくらいまで明るくすれば色ムラは分かりませんが…
どちらかというとフィルライトなどで使う方が向いていそうだなというのが僕の感想です。
カメラでライトを直接映さない分には色ムラは分からないので…
ディマーカーブが滑らかでない
調光は±ボタンで制御するのですが、1%ずつあげていくと滑らかには上がらずパパパパパッと段階的に強くなっていきます。
ふわーっとライトをフェードイン、フェードアウトさせたりするような演出にはあまり向きません。
伸縮機構の内部にゴミが入る場合がある
伸縮機構の構造上仕方ないのですが、伸ばしている部分にゴミがついた状態で収納すると内部にゴミが入り込んでしまう場合があります。
僕も1度気付かずにゴミが内部に入り込んでしまいました
その時は何度か伸縮を繰り返してみたらたまたま出てきてくれたのですが、故障の原因にもなりそうなので収納の際に軽く確認してから縮めた方が良さそうです。
メリット
伸縮することでのデメリットもあるのですが、やはりメリットも大きいです。
収納、運搬時はコンパクトに
細かい色味の違いはあれど、やはり伸縮機能は素晴らしく便利です。
あと何より使ってて楽しいしカッコいいです。
現場で使っていると、何それ!と食いつかれる率がすごいです。
ロケで使っていたら、ある有名女優さんも面白がって伸ばして遊んでいました
こちらのT120は長いタイプですが、約半分のT60というものもあります。
T60ならさらにコンパクトですね。
物撮りから人物撮影まで幅広く使える
ロケ仕事で実際に数日間使ってみたのですが、これがあって良かった!と思う場面が何度もありました。
これはT120に限らずチューブライト全般に言えることですが、物撮りから人物撮影までちょっと足したい時のフィルライトとして非常に優秀です。
狭い場所でも細いので簡単に手持ちで使えますし、伸ばしたり縮めたり使い分けられるのがめちゃくちゃ便利です。
細長いので縦持ちか横持ちかによって光の柔らかさの向きを変えられるのも良いですね。
物撮りの場合も映り込みが細長くなるので、目立ちにくいこともメリットです。
アプリで遠隔操作ができる
『SIRUI Light』というアプリを使えば、Bluetooth接続で約15m以内なら遠隔操作することができます。
ライトの『M』ボタンを長押しするとBluetoothマークが出てBluetoothがオンになります。
この状態でアプリを立ち上げると自動で検索して候補に出てきます。
バッテリー持ちが良い
スペック情報によるとフルパワーで2時間半持つそうです。
実際ロケで使ってみましたが、光量もあるのでフルパワーで使う場面も少ないこともあり、1日ロケでちょこちょこ使うくらいなら余裕で持ちました。
短い方のT60はフルパワーで約2時間のようです
SIRUI T120テレスコピックチューブライトを実際に使ってみた
夜の外でT120を使ってiPhone 14Proで写真を撮ってみました。
そのままだと何も明かりがない真っ暗な紅葉を撮影すると1枚目のようにザラザラのブレブレ写真になってしまいます。
T120を20%で片手に持って撮ってみると非常に綺麗に撮影することができました。
他にもこのように地面に置いてみたり,隠してみたりして人物撮影などの明かりに使うのにも向いています。
観光スポットなど特にですが、ライトを使って撮影する場合は周囲の方の邪魔にならないよう注意してください!
SIRUI T120テレスコピックチューブライトのレビューまとめ
とにかく使ってて楽しいですし、目をひくので現場で会話のキッカケにもなります。
現状はSIRUIの公式ストアでのみしか取り扱いがないようですが、ちょい足しのフィルライトとして本当におすすめです!
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