マイクブランドCOMICAの新製品「VM10 PRO」。
よくある小型のショットガンマイクのようですが、このマイクすごいんです。
マイク上部のゲイン調整ダイヤルで簡単に調整ができるほか、デジタル/アナログをワンタッチで切り替えられます。
つまりアナログモードで一眼などのカメラにも使えるし、デジタルモードにすればUSB-CでスマホやPCでも使えちゃう。
インタビューやVlogなどカメラでの収録だけでなく、スマホでの収録やライブ配信、PCでのリモート会議までなんでもござれ。
しかもしっかりしたキャリーケースまで付いてお値段8,000円とショットガンマイクとしてはまずまずのお手頃価格。
外部マイクの音は、カメラの内蔵マイクとは雲泥の差ですよ!
のちほど紹介しますが、動画で実際に収録した音の比較などもしてみたので是非ご覧ください。
- コンパクトで軽量
- キャリーケース付き
- ゲイン調整ダイヤルがマイク本体に付いている
- デジタル/アナログ切り替え可能
- カメラでもスマホでもPCでも使える
- ショックマウントが硬い
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COMICA VM10 PROのスペック、特徴
指向性 | カーディオイド |
感度範囲 | アナログ/-35±2dB デジタル/-15〜35±2dB |
周波数応答 | 60Hz〜20kHz |
最大SPL | 120dB |
S/N | 70dB |
等価騒音 | 24dBA |
ダイナミックレンジ | 96dB |
サンプルレート | 48kHz |
ビット深度 | 24bit |
出力インターフェース | 3.5mm TRS / USB-C |
モニタリングインターフェース | 3.5mm TRS / TRRS |
重量 | 37g |
サイズ | Ф22mm × L92mm |
動作温度 | 0℃〜+50℃ |
特徴
VM10 PROはカーディオイド(単一指向性)でマイク正面の音を強くひろうことができます。
側面や背面の不要な音は低減し、正面の音が際立ちます
カメラの内蔵マイクは指向性が弱いので、周りの環境音などもひろいすぎてしまう場合が多いです。
外部マイクを使うと必要な音をしっかりと拾うことができるので、音のクオリティが数段アップします。
アナログ/デジタルを切り替えられる
マイク上部にデジタル/アナログ切り替えスイッチがついています。
一眼などのカメラで使う場合はAnalog(アナログ)にして、背面の3.5mmプラグから出力することができます。
スマホやPCなどで使う場合はDigital(デジタル)に切り替えて、側面のUSB-C端子から出力することができます。
またデジタルモードの場合は背面の3.5mmプラグにイヤフォンを挿せば、リアルタイムでモニタリングすることができます。
ただAndroidはUSB-Cで問題なく使えるようですが、iPhoneだと純正のものでしか使えない?可能性があります。
メーカーさんに確認したところiPhoneでも使えますとの回答でしたが調査中です。
ゲイン調整ダイヤル
デジタル/アナログ切り替えスイッチの横に付いているオレンジのダイヤルがゲイン調整ダイヤルです。
マイク出力ゲインを物理ダイヤルでスピーディに調整できるのは非常に便利ですね。
また、デジタルモードの場合はイヤフォンのモニタリングボリュームとなります。
COMICA VM10 PROレビュー
まずCOMICA VM10 PROの外箱はこんな感じです。
開封するとキャリーケースが入っています。
マイクが横向きに収納されていますが、縦に収納すればもう少し小さくできたのでは…?という気も。
せっかくマイクがコンパクトなのでケースももう少しコンパクトだと嬉しかったですが、かなりしっかりしているので持ち運ぶ際は安心です。
内容物
- VM10 Pro本体
- ショックマウント
- ウインドジャマー
- 3.5mm TRS-TRSケーブル
- 3.5mm TRS-TRRSケーブル
- USB-Cケーブル
ショックマウントは結構硬いのでクッション性がもう少し欲しいところですが、マイクを挟む部分が2つあるので揺れたりせず安定します。
ケーブルはUSB-Cと、TRS-TRS、TRSーTRRSの3種類がついています。
グレーのプラグに3本線が入っているものがTRRSプラグです。
TRSとTRRSの違いについてはこちらのIKMさんの動画が分かりやすかったです。
カメラの場合はTRS-TRS、3.5mmプラグがあるPCなどに繋ぐ場合はTRS-TRRSを使うと良いでしょう
ウインドジャマーも邪魔にならない程度のほどよい大きさです。
RODE Video MicroとCOMICA VM10 PROの比較
コンパクトなショットガンタイプのマイクといえばRODE Video Microが有名ですね。
サイズ感的には大体一緒ですが、RODE Video Microのほうがショックマウントが柔らかく、ウインドジャマーが大きいです。
ショックマウントは柔らかいのでクッション性はあるのですが、大きな動きをするとマイクが揺れてしまいます。
SONY α7ⅲの内蔵マイク、VM10 PRO、Video Microを撮り比べてみました!
後半はカメラの横50cmほどの距離でiPhoneから音楽を流したまま喋ってみたのですが、内蔵マイクとは雲泥の差ですね。
音楽も入っていますが、喋っている音がしっかりと際立って録れています。
VM10 PROとVideo Microの差は大きく差はないように感じますが、VM10 PROのほうがやや低音がしっかりしている気がします。
Video Microは喋っている声は際立ちつつ、低音〜高音のバランスが良い感じに聞こえますね。
このあたりの音に関しては好みもあるかと思います。
RODE Video Microはアナログ出力しかありません
値段はほぼ同じですが、デジタルと切り替えができるぶんVM10 PROのほうが用途の幅は広いですね。
COMICA VM10 PROを使って動画を撮ってみた
COMICA VM10 PROを使って料理の動画を撮ってみました。
換気扇の音に邪魔されず、調理の時のジュージューという良い音がしっかり録れています。
途中で一度内蔵マイクに切り替えてみたのですが、やはり全然違いますね。
VM10 PROだと炒め始めるとジュージューという音が際立ってしっかり聞こえますが、
内蔵マイクの時は低音が少なく、迫力や臨場感に欠けています。
ちなみに我が家はキッチンに窓がないのですが、キッチンの正面の壁にライトを当てて撮影しています
ライトを正面の壁に反射させることで反射光が逆光となり、料理が美味しそうに見えます。
使っているライトはCOMICAを扱うVANLINKS株式会社が同じく取り扱う、NANLITE Forza 60です。
iPhoneをモニター化できるAccsoon SeeMoも便利ですよ!
COMICA VM10 PROレビューまとめ
- コンパクトで軽量
- キャリーケース付き
- ゲイン調整ダイヤルがマイク本体に付いている
- デジタル/アナログ切り替え可能
- カメラでもスマホでもPCでも使える
- ショックマウントが硬い
気になる点はショックマウントが少し硬いかな?というのと、キャリーケースもう少し小さかったら嬉しいなという程度でかなりおすすめできるマイクです。
8,000円ほどの値段帯のショットガンマイクとして品質もよく、カメラだけでなくスマホやPCでも使えるというのは、用途の幅が広く非常に優秀です。
カメラでのVlogやインタビュー、スマホでの撮影や配信、PCでのリモート会議までこれひとつで全てこなせる万能マイクです。
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