写真や画像、動画編集作業を超効率アップしてくれる、左手デバイスのTourBox。
昨年末にTourBox Neoを購入してから日々大活躍しており、編集作業をする際に僕にとってTourBoxは無くてはならない存在になっています。
特に動画編集のスピードが全然違い、とってもスムーズに編集できるようになりました。
以下の動画は簡単に動画編集での使用感をまとめた動画です。
そんな大活躍をしているTourBox Neoですが、「有線接続のみ」なのが個人的にはネックポイントのひとつでした。
しかしついにBluetoothに対応したTourBox Neoの後継機「TourBox Elite」が登場!

基本的な見た目は前モデルとほぼ変わりませんが、ボタンやダイヤルの感触などが微妙に変わっていたりします。

待望の無線接続に対応して言うことなしです!
前モデルのTourBox NEOで購入を悩んでいた人は迷わず買いだと思います。
ちなみにこちらの動画はTourBox公式YouTubeの紹介動画です。
どんな事ができるのかがカッコよく紹介されています。


さらに2024年1月に安価なモデルのTourBox Liteが新登場!

USB-Cによる有線接続のみでボタンやダイヤルも少ないですが、
なんといっても1万3413円と値段がぐぐっと抑えられています!



この記事はTourBox Tech様よりサンプル提供を受けて執筆しています。
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TourBox Eliteを開封レビュー
TourBox Eliteを早速開封していきます。
外箱は非常にシンプルです。

内容物

開封するとUser Manual(英語のみ)と黒い袋に包まれた本体とケーブル類が入っています。

こちらはモダンスモークブラックトランスルーセントというカラーのものです。
半透明のスモークブラックでカッコいいですね!

ガジェット好きをワクワクさせるデザインです
Type-CのUSBケーブルが付属していますが、Bluetoothでも接続可能です。
ちなみにUSBで使用する場合は、USB3.0に対応しているものなら何でもOKです。

本体の外観

前モデルのTourBox NEOと外観に大きな違いはありません。

大きく違うのは、裏側に電池を入れる部分と電源スイッチ等がついたこと。

USB-Cで有線接続すればUSBから給電されますが、Bluetoothで使用する場合は単三電池2個が必要です。
TourBox EliteとNEO、Liteの違いを比較
TourBox Lite | TourBox NEO | TourBox Elite | |
---|---|---|---|
ボタン数 | 8 | 14 | 14 |
ショートカット数 | 最大30個 | 56個〜最大300個以上 | 56個〜最大300個以上 |
接続方式 | USB-C | USB-C | USB-C or Bluetooth |
重量 | 329g | 365g | 423g(電池込み) |
電源 | USB-C | USB-C | USB-C or 単三電池×2 |
(ダイヤルの振動) | ハプティックフィードバックなし | なし | あり |
カラーバリエーション | ブラック | ブラック | /スモークブラック(半透明) | ブラック/ホワイト
価格 | ¥13,413 | ¥24,980 | ¥39,960 ¥45,860(スモークブラック) |
販売 | Amazon | Amazon | Amazon |
TourBox NEOとEliteの大きな違いは以下のポイント。
- Bluetoothによる無線接続が可能になった
- 電池が入る分少し重くなった
- ボタンやダイヤルの感触が少し変わった
- カラバリが増えた
- 値段が高くなった
いっぽうLiteはボタンやダイヤルなどの数を減らして、ぐぐっと値段を抑えた廉価版モデルとなります。
Eliteの1/3の価格と考えるとかなりのコスパのよさです。


TourBoxに興味はあるけど、値段で二の足を踏んでいたという方にはLiteがおすすめ!

EliteでついにBluetoothに対応!
以前のモデルTourBox NEOのレビュー記事でも触れていましたが、個人的にもネックだった有線接続しかできなかった点が、
ついにTourBox Eliteで弱点を克服し、Bluetoothによる無線接続に対応しました!

ワイヤレスでテーブル周りがスッキリ快適に!


ちなみにTourBox Eliteにも上側面にUSB-C端子は付いているので、無線/有線どちらでも使用することができます。

まだ公式サイトには公開されていませんが、TourBox Eliteに対応したバージョンの「TourBoxコンソール」というソフトをインストールして立ち上げると、接続方法を選ぶことができます。

TourBox Eliteの裏側の電源スイッチの上にペアリングボタンがあり、長押しすることでペアリングモードになります。

2回目以降はコンソールを立ち上げてTourBoxの電源を入れると自動的にペアリングします。
また、2台のデバイスにマルチペアリングして切り替えながら使うこともできます。
電池が入る分少しだけ重くなった

TourBox NEOの時はUSB-Cから給電されていましたが、EliteはBluetooth接続する場合は単三電池が2個必要になります。

この辺りは好みですが、充電式じゃ無く電池式なのは個人的に嬉しいポイント!
せっかくBluetoothに対応しても、充電しながら使うために結局有線にしてたらもったいないですしね。
電池でも最大2ヶ月持つそうで、エネループなどの充電池も使用可能とのことです。

ただ単三電池2個分の重量分、前モデルよりも重くなってしまいました。
ボタンやダイヤルの感触が少し変わった
基本的な見た目は変わっていないように見えますが、実は細かいところがグレードアップされています。
ボタンの打鍵感が改良されたことと、ハプティックフィードバック(ダイヤルやノブ操作時の振動)が搭載されました。
ハプティックフィードバック
ノブなどをくるくる回すと、ククククッとモーターが振動して目盛りを動かす幅が感触でわかるようになります。
また、この設定も振動の大きさやメモリの動くスピードを2段階で調節したり、オフにすることもできます。
設定もソフト、ノブごとに細かく設定もできますし、まとめてオフにすることも可能です。

振動はアイコンの波が細かいと大きく、少ないと振動が小さくなります。
また、スピードはオフにするとスタンダード、目盛りが細かくなるほど回転の変化量も細かくなります。
ボタンの打鍵感が改良
NEOに比べてEliteの方が、ボタンを押した時にカチッとしっかり鳴って打鍵感がよくなっています。
またサイドボタンはでっぱりが大きくなって、ボタンというよりは押し込むスイッチのような感触に変わっています。

また、ボタンなどの耐久性も向上しているそうです。
カラーバリエーションが増えた
TourBox NEOはブラックのみでしたが、Eliteは3種類のカラーバリエーションがあります。

左からモダンスモークブラックトランスルーセント/アイボリーホワイト/クラシックブラックの3種類です。
部屋を白系で統一している人にとってはホワイトのカラバリが増えたのは嬉しいポイントですね。
また前モデルのブラックは指紋が付きやすいのがネックだったのですが、
新モデルのブラック/ホワイトには全てUV抗菌で耐指紋のスプレーが塗布されており、指紋が付きにくくなっています。
トランスルーセントはもともと指紋の付きにくい素材なので、加工はされていませんが使用していても全然気になりません。


TourBox Liteについて詳しくは現在記事作成中ですので、もうすこしおまちください!
TourBoxで出来る事
TourBoxは端的に説明すると、各ソフトごとに割り当てたショートカットをボタンで呼び出したり、ノブやダイヤルで操作できるデバイスです。
対応しているソフトも非常に数多く、ソフトによっては「ビルトイン機能」と呼ばれる、ショートカットキーでは再現できない操作も割り当てられるのがTourBoxの1番の魅力です。

Adobe製品はもちろんAffinityシリーズやLuminarシリーズ、Final Cut Pro XやDavinchResolveからSafari、Google Chromeなどのウェブブラウザまで幅広く使用する事ができます。

キーボードショートカットがあるソフトなら大体使えます!
複数キーボードを押す必要があるショートカットなんかもワンボタンで使えるので、効率よくサクサク作業することができます。
またソフトごとにボタンの割り当てをかえることができ、しかもソフトが立ち上がったら自動でTourBoxの設定も切り替わってくれます。

たとえば僕のLightroom Classicの設定はこんな感じです!

ボタンで操作したいパラメータを選んで真ん中のノブで調整、左下のダイヤルで写真を選択できます。
【LR】と表記があるのが「ビルトイン機能」で設定したもので、キーボードショートカットでは再現できない動きです。
LR=Lightroomのことで、他のAdobeソフトやClip Studio、Final Cut Proなどの主要なクリエイティブソフトに用意されています。
マウスでひとつひとつパラメータを操作しなくていいので、作業効率がめちゃくちゃ上がります。
TourMenu機能がすごい
TourBoxコンソールのVer,3.1.0で新しく追加されたすごい機能が「TourMenu」です。
通常、ボタンに割り当てられるショートカットはボタン1つにつき1つだけで、ボタンを組み合わせて押したりすることで最大56個のショートカットが使えました。
しかしTourMenu機能を使うことで、ボタンをおすと最大10個のショートカットメニューを呼び出せるようになります。

TourMenuを呼び出すとマウスポインタの場所に設定したメニューがポップアップで表示され、選ぶ事でショートカットが発動します。
作り方も簡単で、ショートカット割り当て画面からTourMenuのタブを開いて好きなものを割り当てるだけ。
マウスポインタに対するメニューポップアップ表示の位置や、サイズ感なども細かく設定できます。

マウスポインタのすぐそばに表示されるので、無駄な動きがカットされて作業効率が超アップ!
全てのボタンをTourMenuにしてしまうような使い方はしないと思いますが、一応TourMenuを使うことで最大300個以上のショートカットを登録できます。

コンソールさえ3.1.0以上にしておけばTourBox NEOでもEliteでも使う事ができます
カメラマンやイラストレーターなどに超おすすめ
編集作業やイラストを描く作業は本当に時間がかかりますよね。
しかしTourBoxを導入することで、僕自身も写真の現像作業や動画編集がかなり時短できました。
キーボードショートカットを覚えればある程度速くはなりますが、複数ボタンを押すものは両手が必要だったりしますよね。
しかしTourBoxに割り当てておく事で、作業のほとんどが腕を動かさず手元だけで完結します。

スピードアップはもちろん、腕も疲れにくくなりました!
僕はDEFT Proというショートカットを割り当てられるトラックボールマウスも併用しているので、
文字を打つ以外はほぼマウスとTourBoxだけで作業できます。

前モデルのTourBox NEOは自分で購入しましたが、本当に買って良かったです。
TourBoxのデメリット
非常に便利なTourBoxですが、もちろんデメリットがないわけではありません。
設定に時間がかかる
できることが多いゆえに、設定には結構時間がかかります。
各ソフトごとに設定も必要ですし、自分の使いやすい割り当てを見つけ、それに使い慣れるまではある程度時間が必要になります。
しかし、一度しっくりくる設定を見つけたら間違いなく作業が高速になるので、最初だけは我慢ですね。
また公式サイトから各ソフトのプリセットのダウンロードをすることもできます。
TourBoxのソフトごとの設定はインポート、エクスポートが可能なので、他の方から設定データをもらうことができるのです。
持ち運びにはやや重い
Bluetoothに対応したTourBox Eliteですが、電池2本込みで423gなので500mlのペットボトルよりはやや軽いかな、という程度です。
ノートPCとTourBoxを合わせたらそこそこの重さにはなります。
タブレットには現状未対応
iOSやAndroidなどのタブレットではTourBoxを使用することはできません。
MacOSかWindowsにしかいまのところ対応していないので注意が必要です。
ただ時期はまだ分かりませんが、iOSへの対応については開発予定があるそうです。

今後のバージョンアップで、iPadでも使えるようになる可能性大です!
TourBox EliteとNEO、Liteどれを買うべき?
TourBox EliteかNEOどちらにするかは、「無線(Bluetooth)接続したいかどうか」になるかと思います。
TourBox NEOが¥24,980に対し、Eliteは¥39,960と1万5千円ほど高いです。
またスモークブラックトランスルーセントのみ¥45,860とさらに高くなっています。
基本的にデスクでしか使わず有線接続でも問題ない、という方は基本的な機能は変わっていないのでTourBox NEOやLiteで良いと思います。
部屋を白系で統一していて、「ガジェットも白が良い」という方はElite一択ですね。


またボタン類などは少なくなっていいし有線接続でもいいという方は新発売されたTourBox Liteがおすすめです!
Eliteに比べると約1/3の価格ながらも、必要十分な機能を備えています。
とはいえEliteの無線接続の快適さはかなりのメリットなので、どちらを取るかですね…
Liteが出たことでNEOにするなら正直Liteで良いのでは?という気がするので、
無線接続で多ボタンのEliteか、有線接続コスパ良しのLiteにするかのどちらかがおすすめです。

TourBox NEOから乗り換えるべき?
すでにTourBox NEOをお持ちの方にとっては、3万円以上出してまで乗り換えるべきかと言われると正直微妙なところです。
基本的にはマイナーアップデート的な感じなので、機能が大幅に変わっているわけではありません。
ただ有線接続に不満を持っていて、どうしてもBluetoothでワイヤレス環境にしたいという方は乗り換えることをおすすめします。
Bluetoothの接続も安定しており、いまのところ作業途中で途切れたりすることもありません。

ワイヤレス環境になって快適なのは間違いありません!
ただ、TourBox TechによるとTourBox Eliteに続く新モデルも開発中とのことなので、NEOを既にお持ちのかたはそちらを待つのもよいかもしれません。
TourBox EliteとNEOの違いを比較まとめ
写真、画像、動画の編集やイラストレーターやデザイナーなど、クリエイティブ作業をするひと全員におすすめしたいTourBox。
作業効率をあげることで時短につながり、より高いクオリティを目指すことができます。
また無駄な動きがカットされることで腕への負担も軽くなります。
TourBox EliteがBluetoothに対応したことで、出先でも使いやすくなりましたし、デスクの配線を減らすことでスッキリさせられます。
TourBox自体は間違いなくおすすめできるものなので、無線接続にこだわるかどうかでNEOかEliteを選ぶと良いでしょう。



ボタンが少なくなってもOKという方はLiteがおすすめです!

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