撮影した大切な写真、動画データや、Switchのセーブデータなど、SDカードに保存しているデータが消えてしまった…

落ち着いてください。まだ復元可能かもしれません!
100%ではありませんが、今回紹介する「EaseUS Data Recovery Wizard」という復元ソフトを使えばデータを復元できる可能性が十分あります。
SDカードに限らず、HDDやSDD、USBメモリでも使えますし、無料でも少しだけなら試せるので諦める前にぜひチャレンジしてみましょう。
ちなみにWindows版/Mac版の両方ありますので、自分の使用しているPCにあわせたものをダウンロードしてください。
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SDカードのデータが消えた!まずやることは?
誤操作でうっかり消してしまったり、突然データが破損したり消えてしまった場合は、なるべくそのSDカードはいじらないようにしましょう。
あわててSDカードをフォーマットしたり、別のデータを上書きしたりするとソフトを使っても復元できなくなってしまう場合があります。
まずはゴミ箱の中や、ファイル名が分かっている場合はエクスプローラー(Windows)/ Finder(Mac)上で検索をして、誤操作などでどこかのフォルダにまぎれこんでいないか確認してみましょう。
それでも見つからない場合はデータ復元ソフトを試します。
しかし、復元ソフトを使えば必ず復元できるという訳ではないという点には注意が必要です。
データ復元の仕組み
噛み砕いて説明すると、SDカードに限らずデータの中には実際の「データ」と位置を把握している「管理データ」のようなものがあります。

例えばカメラ上で削除した写真は「管理データ」を削除しているだけで、実はSDカードの見えないところに「データ」は残っています。
これを復元ソフトで「データ」にファイル名などの「管理データ」を改めて紐づけることで完全なデータとして復元されます。

この「データ」自体が消えてしまっている場合は復元するのは難しいです。
フォーマットしてしまったり、写真などを消した後に違う写真やファイルなどを書き込んだりしていると上書きされて消えてしまう場合があります。

消えてしまったのが分かったら、なるべくそのままの状態ですぐに復元ソフトを試してみましょう
- ○クイックフォーマット
不良セクタ(データを読み出せない部分)をチェックしないフォーマット。
WindowsやMacでもデフォルト設定でフォーマットすると基本的にはこのクイックフォーマットとなる。
この場合は復元できる可能性もある。
- ○完全(フル)フォーマット
Windowsでフォーマットするときに「クイックフォーマット」のチェックを外したり、Macでフォーマットする時に「セキュリティオプション」から「最も速い→最も安全」にすると完全フォーマットとなる。
完全フォーマットしてしまうとソフトを使っても復元することは難しい。
不良セクタもスキャンするので非常に時間がかかる。
データが消えたら復元ソフトを試してみる
無料の復元ソフトなどもありますが、データ復旧率が低かったり容量制限がある場合が多いです。
今回紹介する「EaseUS Data Recovery Wizard」も無料版がありますが、復元できるのは0.5GBまでとなっています。
SNSで宣伝すると2GBまで解放されますが、撮影データなどの場合あっという間に上限となったり、動画の場合そもそも2GBを超えている場合も多いかと思います。
とはいえ復元可能かどうかのスキャンは無料でも可能なので、一度試してみてデータが発掘できたら有料版を購入するのが良いかもしれません。

EaseUS Data Recovery Wizardは復旧率97.3%で、市販の復元ソフトで唯一、Apple T2セキュリティチップを搭載しているMacにも対応しているそうです
EaseUS Data Recovery Wizardをダウンロードする
Pro(有料)版を購入する場合は、EaseUS SoftwareのホームページからWindows/Macなど、自分のPCに合わせたソフトをダウンロードします。
永久ライセンスでも無料アップデートに対応しているので、買い切りでずっと使い続けることもできますし、今回限りしか使わないと言う方は1ヶ月ライセンスで「自動更新オフ」にして購入しても良いかもしれません。
その場合は購入時に自動更新の項目の「細部」をクリックして、「いいえ」にチェックを入れて変更を保存してください。


あとは画面に沿ってソフトをダウンロードして、PCにインストールしましょう。
消えたデータを復元するEaseUS Data Recovery Wizardの使い方
Windows/Macと基本的な操作は変わらないと思いますが、私がMac版を使用していますのでMacの画面で説明していきます。

使い方はとっても簡単3ステップ
HDD/SDDドライブ(内蔵/外付け問わず)やSDカードなど、消えてしまったデータの入っていたデバイスを選択します。
任意のデバイスをスキャンします。
復元したいデータを発見したらプレビューで確認し、復元先のフォルダを選んで復元できます。

ひとつずつ詳しくみていきましょう
復元したいデバイスの選択
EaseUS Data Recovery Wizardを立ち上げると自動的にデバイスの読み込みが行われ、内蔵SSDや外部ディスクなどの候補が表示されます。

デバイスをスキャン
復元したいデータが入っていたデバイスをスキャンします。

デバイスの容量によっては結構時間がかかるので、気長に待ちましょう
ちなみに64GBのSDカードで40分と出ましたが実質10分もかかりませんでした。
スピードなどは使用するPCにもよるかもしれません。

紛失データのプレビューと復元
スキャンが完了したらフォルダやファイルが表示されます。

検索機能やフィルター機能が充実しているので、復元したいファイルがある程度絞れているならフィルターをかけて探しましょう。



任意のファイルを見つけたら、写真などの場合ダブルクリックでプレビューできます。
クリックすると自動修復が始まり、完了するとプレビューを見ることができます。

あとは「復元」から保存先を選んで復元します。


無事に削除されたデータを復元できました!
EaseUS Data Recovery Wizardを色々試してみる
せっかくなので色んなパターンを試してみました。
カメラ側で削除/フォーマットした画像の復元
まずは撮影した写真をカメラ(SONY α7ⅲ)上で削除してみます。


EaseUS Data Recovery Wizardでスキャンしてみると

さきほどカメラ側で削除した画像がきちんと残っており、復元できました!



次はカメラ側でSDカードをフォーマットしてみます。




フォーマットしたSDカードをスキャンしてみると


フォーマットしてしまった場合は、残念ながらスキャンしても見つかりませんでした

フォーマットしても復元できたという口コミもみかけたので、カメラの機種やフォーマットの仕方にもよるのかもしれません。
Macの内蔵SDDのデータを復元
Mac内のデータ復元方法の記事を参考にMacintosh HDをスキャンしてみます。

250GBほど使用しており、クイックスキャン完了まで19分と表示されていましたが10分もかからず終わりました。
ゴミ箱から消してしまったファイルも復元可能
ゴミ箱から消してしまったファイルを復元の記事に書かれているように、ゴミ箱を空にしてしまっていても復元できます。
Macintosh HDをスキャンすると「ゴミ箱」のフォルダがあるので、そこから復元したいファイルを探します。



うっかり誤操作で消してしまっても簡単に復元できるので安心です!
復元ソフトでも復元できないパターン
前述しましたが、復元ソフトでも100%復元できる訳ではありません。
以下のような場合は個人の復元ソフトでは難しいです。
- メディアが物理的に損傷している
- 完全(フル)フォーマットしてしまっている
- データが消えてから時間が経ち、他のデータをたくさん上書きしている
この場合はデータ復旧業者などに頼めば復旧できる可能性もありますが、もちろん100%ではありません。

データ損失の基本的な対策はこまめなバックアップです
EaseUS Data Recovery Wizardの良い点、悪い点
良い点
対応デバイスが多く、特にMacのT2セキュリティチップにも対応しているのはEaseUS Data Recovery Wizardしかありません。
また、操作も簡単でUIも分かりやすく見やすいので直感的に使うことができます。
PCソフトの人気No,1を決めるVectorプロレジ大賞で、バックアップ&復元部門賞や特別賞を4回受賞している、信頼されたソフトであることも安心できます。

97.3%と復元ソフトの中でもかなり高い復元率をほこっています!
悪い点
口コミをみたところ、「解約が分かりづらい」という意見が非常に多かったです。
自動更新のオフも分かりづらいことが影響しているようです。
解約方法に関してはイーザスソフトウェアの返金ポリシーにしっかり記載されています。

サポートにメールするか、購入後の確認メールに解約リンクがあるようなので、メールはしっかり保存しておきましょう
また無料版は2GBと書いてありますが、実際は0.5GBまでしか使えず、SNSでシェアすると2GBまで制限解除されるようです。
ちなみに0.5GB / 2GBというのはファイル単位の制限ではなく、「総容量2GBまで」しか復元できません。
無料版でもスキャン自体に制限はないので、とりあえずスキャンしてみて復元したいファイルがきちんと出てきたら、Pro版を購入して復元という使い方になりそうですね。

復元したいデータが少ないなら無料版でも十分です!
SDカードなどのデータが消えた場合、復元ソフトは試す価値アリ!
誤操作だけでなくSDカードなどのメディアは繊細なので、ちょっとしたことで消えてしまったりすることもあります。
データ消失対策はこまめなバックアップがとっても大切です。

実際に僕も静電気?で撮影データが飛んだことがあります…
その時はカメラのデュアルスロットでSDカード2枚に保存していたのでなんとかなりましたが、データ復元ソフトを持っておけばもしもの時にも安心ですね。
EaseUS Data Recovery WizardはUIも使いやすく、消えたデータもしっかり復元してくれたので、いざと言う時はぜひ試してみてください!
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