Ulanziからコンパクトかつ高品質な万能トラベル三脚が9/25に発売されました。
カーボン製でしっかりとした頑丈な作りでありながらもそこそこ軽量で、カウンターバランスやトルク調整は付いていませんが、雲台もなかなか滑らかで良い感じです。
UlanziにはZeroシリーズという評判の良い軽量トラベル三脚がありますが、今回発売されたVideo Go Travelはよりプロ仕様の雲台となっています。
またセンターコラム部分がへこんでいるので、脚をたたんだ時に通常の三脚よりもスリムにたたむことができます。

アルカスイス、F38、Clawの3種類のクイックリリースシステムがあるので、自分の持っている機材に合わせたタイプを選ぶことができます

- ヘッド耐荷重3kg
- 360°回転倒立式ボールヘッド雲台
- スリム設計でコンパクト
- 脚を広げてローアングル撮影も可能
- アルカスイス、F38、Clawの3種類から選べる
- ハンドル内にドライバーや六角が内蔵されている
- カウンターバランスやトルク調整ができない
- 5段タイプなので最下段の脚は細く、高さ調整に時間がかかる
- テレビ局で働くプロ照明マン歴10年以上
- スタジオでのバラエティや商品撮影、ロケ、ドラマなどの照明を担当
- 所有カメラはSONY α7ⅲ、FX30
- 私物のライトや撮影機材もどんどん増えてる

ゆーふぃる
読んで分からないポイントは、お気軽にコメントやお問合せからご連絡ください!
この記事はアフィリエイト広告を含みます。詳しくはプライバシーポリシーをご覧ください。
ブログ「ライガジェ!」ではCookieを利用したアフィリエイトリンクを使用することで収入を得ています。
Cookieを無効にすることでデータ収集を無効にすることもできますし、Cookieは個人を特定するものではございません。
また誇大広告にならないよう表現には注意し、私の感じたデメリットなどもしっかりお伝えすることを心がけております。
ブログを運営するための経費やモチベーションに繋がりますので、ご理解いただければ幸いです。
Ulanzi Video Go Travelのスペック
製品 | Ulanzi Video Go Travel |
---|---|
サイズ | 最大146cm / 収納時45cm |
センターポール長 | 25cm |
重量 | 1436g |
開脚角度 | 22° / 55° / 85° |
ボールヘッド耐荷重 | 3kg |
センターポール耐荷重 | 20kg |
材質 | カーボンファイバー |
価格 | アルカスイス ¥29,999 Claw ¥33,999 F38 ¥35,999 |
約1.4kgとそこまで軽量という訳ではありませんが、しっかりとした造りをしています。
三脚に関してはあまりに軽量すぎても安定感が失われるので、ある程度しっかりとしたトラベル三脚としては丁度良いバランスのように思います。
センターコラムがくぼんでいるので、たたんだ時にスリムになるのも嬉しいポイントです。




Ulanzi Video Go Travelレビュー
Video Go Travelにはキャリーケースも付属しています。
キャリーケース
グレーの三脚ケースで、収納された状態だと45cmとかなりコンパクトに感じます。


三脚本体


脚の伸縮は5段になっていて、一番短い状態で高さが約40cm

一番伸ばすと約120cm

さらにセンターポールを伸ばすと最大で146cmとなります。

5段式なので高さの調整はスムーズという訳にはいかず、多少手間はかかります。
たたんだ時の短さとは反比例する部分なので、仕方のない部分ではありますが…
脚の開き具合も変えられる
スライドロックを押しながら脚を開くとさらに脚が開き、ローアングル撮影ができます。

脚は3段階の角度で固定することができます。


センターポールを取り外すこともできて、ここまでのローアングルでも固定できます。

センターポールは取り外せる
センターポールを取り外す場合はまずポールの一番下のフックがネジ式になっているので取り外します。



ネジを取り外したらセンターポールのネジを緩めて引き抜くことができます。


パン棒ハンドルにドライバーや六角が内蔵
これがかなり便利なのですが、パン棒のハンドル部分を回すと中にドライバーや六角が内蔵されています。
まずはハンドルをまわして取り外します。


さらに持ち手の端の部分もネジ式になっているので取り外します。




これめちゃくちゃすごいですね…!
さらにドライバーや六角などを取り外したハンドルに差し込んで使うことができます。
さきほどのセンターポールは六角で固定されている部分があるので、六角で分解することができます。



こうして雲台側の方だけ三脚に戻せば、先ほどの超ローアングルの撮影ができます。


カメラの落下には注意が必要ですが、センターポールを反対に付ければ一応こんな使い方も

細い脚ながらもなかなかの安定感
5段式なので一番下の脚はかなり細いのですが、その割にはなかなかの安定感です。
他の細いトラベル三脚も使ったことがありますが、一番高くするとかなり揺れてしまっていたので、
Ulanzi Video Goのコンパクトさと安定感のバランスは凄いと思いました。

いろんな撮影に対応できるまさに万能トラベル三脚といった感じです
もっと軽いトラベル三脚もありますが、持ち運びはもちろんコンパクトにはしたいけど、ある程度しっかりと安定した撮影はしたい、という方向けの三脚ですね。
とはいえ約1.4kgなのでめちゃくちゃ重い訳でもなく、たたんだ時がとにかくコンパクトなのが嬉しいポイントです。
UlanziにはZEROシリーズというトラベル三脚がありますが、Video Goは雲台をさらにビデオ向けにブラッシュアップしたモデルとなっています。

Ulanzi Video Go Travelの雲台
雲台は倒立ボールヘッド式でレバー付きのタイプとなっています。

水準器も付いていてボールヘッドなので水平調整も簡単です。
レバーを引くと自由に角度が調整できます。



パンネジはこちらの小さいつまみです。

チルトはハンドルが付いていて、ネジの締め具合でボールヘッドのトルク具合を調整するタイプです。



このサイズの雲台だと仕方ないですが、カウンターバランスやトルク調整などもできたら良いのですが
カウンターバランスやトルクの調整機能をつけようと思うと、どうしてももう少し大型の雲台になってしまうのでしょうね。
とはいえネジの締め具合で一応調整はできますし、このサイズの雲台にするとかなり滑らかな方だと思います。
特にパン方向はいい感じですね。
クイックリリースプレートを3種類から選べる
Video Go Travelはアルカスイス、F38、Clawの3種類のクイックリリースプレートから選ぶことができます。

自分の持っている機材に合わせて選べるので、わざわざ変換などを付けなくて良いのは嬉しいですね!
私はSony FX30にFalcamのF38に対応したハーフケージをつけているので、F38のタイプを選択しました。



F38というのはUlanziのサブブランドであるFalcamから出ているクイックリリースシステムで、
ボタンを押しながらスライドさせてはめ込むと、カチャンとロックがかかりネジなどを締めなくてもガチっとホールドしてくれます。

アルカスイスを使っていてネジがきちんと閉まっておらず、プレートから外れてカメラを落としてしまったことがあるので、F38は安心です
外す時もボタンを押しながらスライドすれば外せるので、素早くカメラを脱着できます。



ただこのケージはF38プレート一体型なのですが、この三脚につけると反対側になっていまい、水準器がレンズ側、ハンドルが左側になってしまいます…



一緒に付属しているカメラ本体につけるプレートならば向きは調整できるので問題ありません




自己責任にはなりますが、プレートの裏の六角を外せば前後反対に付け替えることができました!



こちらもハンドル内蔵の六角でOKでした。
Ulanzi ビデオ用トラベル三脚Video Goの良い点、惜しい点
5段タイプのため、たたんだ時にコンパクトなのは非常に嬉しいのですが、その反面どうしても最下段の脚は細くなっています。
最長まで伸ばした時は脚が細くてやや安定感が失われるのと、伸ばすのに時間がかかってしまうのはデメリットですね。

とはいえこのサイズ感の三脚としては、かなりしっかりとした部類です
トラベル三脚としてはやや重い部類かもしれませんが、軽すぎても風などに弱くなってしまうので良いバランスだと思います。
1/4インチネジがついている
もうひとつ便利なギミックとして、三脚に1/4インチネジ穴が2箇所空いているのでモニターやマイク、照明などを付けることができます。


マジックアームなどがあると便利ですね





おすすめの万能トラベルビデオ三脚Ulanzi Video Go

まさに万能なトラベルビデオ三脚!

- ヘッド耐荷重3kg
- 360°回転倒立式ボールヘッド雲台
- スリム設計でコンパクト
- 脚を広げてローアングル撮影も可能
- アルカスイス、F38、Clawの3種類から選べる
- ハンドル内にドライバーや六角が内蔵
- カウンターバランスやトルク調整ができない
- 5段タイプなので最下段の脚は細く、高さ調整に時間がかかる
写真がメインの方ならさらに軽量なUlanze Zeroシリーズもおすすめです!

このブログではテレビ局でプロの照明マンとして働く私が
普段の写真や動画撮影で使えるライティングテクニックを解説している他
おすすめカメラやレンズ、照明機材やガジェット類の紹介をしています。

SNSもフォローお願いします!
ライティング解説動画をアップしています。チャンネル登録お願いします!


ご覧頂きありがとうございました!
コメント