今回はtokyo grapherからでている【OPF550L】というレンズフィルターを紹介したいと思います。
私自身気に入りすぎてもう常時付けっぱなしにしてしまっています。
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Instagramにあげている写真もほとんどOPF550Lを使用しています。
↓ちなみに使用レンズはこちら

OPF550Lとは丁度いいミスト効果と、青や緑を強調する効果のあるレンズフィルター
まずは公式サイトの説明から
OPF(Optical Preset Filter)は特殊ガラスを使用することでの光の通り方や、ガラス面へのコーティング処理による色味の変化などの高度な光学処理により、光の入射角度や光量のバランスなどの撮影環境による変化をコントロールする事で、デジタル処理では再現できない表現を実現した新しいタイプのカメラレンズ用フィルターです。
OPF 550-Lの『550』は550ナノメートルという光の波長を表し、緑や青の色を鮮やかに写し、L(Low)は特殊ガラスによる光の拡散量を表します。
その二つの要素を組み合わせることでこれまで実現することの出来なかった新しい表現を可能とします。
高度なコーティング処理での誘電体多層膜により色変化をコントロールした場合、光の入射角によって色が変化するためデジタル処理や色温度の設定で色味を変化させた写真とは違った色に深みのある写真・動画を撮ることができます。
コーティング処理に加え映画等でも利用されている光を拡散させるミスト要素が微量に加わることで、自然で深みのある色味とフィルム写真のような柔らかさを出すことができます。
tokyo-grapher公式サイト
簡単に言うと最近流行りのブラックミストno5のような自然で弱めなミスト効果に加え、青,緑系の色味を鮮やかに強調する効果のあるソフトフィルターの一種です。
ブラックミストno5は一時期話題になってどこにも売ってない状態にまでなっていましたね。
ざっくりいうとOPFも同じようなソフトフィルターの一種で、
↓フィルター無し

↓フィルターあり

逆光時などに光を拡散させるミスト効果があります。
さらにコントラストを弱め、青、緑成分が強調されるので、オールドレンズやフィルムで撮ったような質感になります。
このフィルターの凄いところは
解像度が落ちないというところ。
近年の高性能なレンズの解像度を活かしつつもオールドレンズやフィルムのような味わい深い質感で撮影できてしまいます。
OPF550Lの作例
文章だけでは伝わらないと思いますので実際に私が撮影した作例をいくつかご紹介します。
フィルター無し/有り




順光気味の場合はミスト感は出ませんが、コントラストは弱まり青、緑は強調されます。
フィルター無し↓

↓フィルターあり

ここからはフィルター有りで撮影した作例をご紹介。
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逆光時に特に効果を発揮しますね。
木漏れ日なんかも良い感じに撮れます。
OPF550Lを夜に使用した時の作例
夕方の太陽が低くなった逆光時なんかに威力を発揮しますが、夜の街中などの光源があるところにも非常におすすめです。
街灯や提灯などの光源がちょうど良いソフト効果により拡散され、シネマティックに撮ることができます。

窓際フォトにももってこい
あとおすすめなのが窓際など太陽のフレアが入り込んでくるようなところ。
柔らかい太陽の反射光がさらにふわっと柔らかくなり優しい質感の写真になります。
まとめ、購入先
適度なミスト効果と、解像度を落とさずに青、緑成分を強調することができるOPF550L。
ちなみにtokyo grapherさんでは
OPF650Lというフィルターも出しています。
OPF650Lは赤、黄の色味を強調してくれます。
550はオールドレンズやフィルムっぽいイメージになりますが、650だと柔らかな暖かいイメージの写真を撮る事ができます。
付けるだけで写真の雰囲気をワンランクアップさせてしまう魔法のレンズフィルター【OPF550-L】
下のtokyo grapher公式サイトで購入できます。
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ご覧頂きありがとうございました!
コメント
コメント一覧 (2件)
このフィルタ―を購入したのですが
ホワイトバランスをオートにするとあまり効果がなく
数値で設定すると効果が掛かりすぎているように感じます。
ゆーふぃるさんはホワイトバランスはどういう設定で撮影されてますか?
yuka様
コメントありがとうございます!
ご返信遅くなり申し訳ありません。
効果というのはグリーン成分の点でしょうか?
基本的に僕はRAWで撮る事が多いので、ホワイトバランスはオートにしちゃって気になる時は後で色被りの調整でグリーン/マゼンタを調整しています。
グリーン成分に関してもやはり逆光時に強く効果を発揮している(というかミスト効果でグリーン感が分かりやすくなる)気がします。
撮影する場所やアングル、時間帯にもよるかと思うので、撮って出しなら気になる時に都度ホワイトバランスのG/Mの値を調整するしかないのかなぁという感じですかね…
ちなみにそのままだと効果が薄いと感じたのは、昼間/夜間のどちらでしょうか?